「伊万里」からアジアが見える の商品レビュー
日本に長崎から沖縄、台湾、ベトナム、インドネシア、インドを経てペルシア、オスマントルコまで、イマリとして流通した肥前磁器の名残を追う17世紀東南アジアを中心とした貿易史。 場所柄地名人命が慣れないのと、研究者故出土地や内容、貿易船の数など多少煩瑣ではあるが、アジア通商の広さと大き...
日本に長崎から沖縄、台湾、ベトナム、インドネシア、インドを経てペルシア、オスマントルコまで、イマリとして流通した肥前磁器の名残を追う17世紀東南アジアを中心とした貿易史。 場所柄地名人命が慣れないのと、研究者故出土地や内容、貿易船の数など多少煩瑣ではあるが、アジア通商の広さと大きさが伺える。なかなか面白い良書。 文禄・慶長の役を韓半島侵略戦争(表記揺れもあるけど)と敢えて書く辺り著者の思想が透けて若干気にならなくもない。
Posted by
- 1