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小学生に授業 の商品レビュー

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2014/02/09

国際日本文化研究センター(日文研)の研究者9人が、センターの隣に位置する京都市立桂坂小学校で小学生に向けておこなった授業を収めた本。 梅原猛は、湯川秀樹や岡本太郎といった天才の情熱と、彼自身がたずさわった中国の遺跡の調査などに触れて、「学問の楽しさ」を語っています。 河合隼雄...

国際日本文化研究センター(日文研)の研究者9人が、センターの隣に位置する京都市立桂坂小学校で小学生に向けておこなった授業を収めた本。 梅原猛は、湯川秀樹や岡本太郎といった天才の情熱と、彼自身がたずさわった中国の遺跡の調査などに触れて、「学問の楽しさ」を語っています。 河合隼雄は、1609年に房総半島の岩和田の村人たちが、沖合いで難破したスペインのサンフランシスコ号の乗組員を救助した事件を題材に、道徳について話しています。 そのほか、山折哲雄の「宮沢賢治」、尾本恵市の「自然に学ぶ」、井波律子の「三国志」、芳賀徹の「俳句」、木村汎の「交渉」、山田慶兒の「時を計る」、安田喜憲の「地中の花粉」が収められています。 小学生たちの反応を見ながら授業を進めていく様子が見えるようで、興味深く読みました。

Posted byブクログ

2009/10/04

国際日本文化研究センターの教授陣が自分の研究内容などを小学生に授業したのを記録したもの。 小学生相手のお話とはいえ、そこは各研究を極めている教授陣のお話。大人も十分聞き応えのある内容です。環境考古学の安田先生の、花粉の研究からイースター島のモアイに行って最後に地球存続のお話に至...

国際日本文化研究センターの教授陣が自分の研究内容などを小学生に授業したのを記録したもの。 小学生相手のお話とはいえ、そこは各研究を極めている教授陣のお話。大人も十分聞き応えのある内容です。環境考古学の安田先生の、花粉の研究からイースター島のモアイに行って最後に地球存続のお話に至るのなんて、やっぱり学問の尊さ、偉大さ、おもしろさを感じずにはいられないですよ。 勉強嫌いやったけどね。

Posted byブクログ