ボクの町 の商品レビュー

乃南アサ(著者)

2018/11/17

高木聖大シリーズ　第１弾
新人警官の奮闘。

卒業配置で城西署の交番に実務研修に入った高木聖大。

今どきの若者で、学生気分が抜けず、耳にはピアス穴、警察手帳に元カノのプリクラを貼る始末。

そんな頼りない聖大が、事件、事故に触れ、仲間意識や社会人としての成長を見せていく。

芭子&綾香シリーズにも登場する聖大。

第２弾の「駆け込み交番」を先に読んでしまったけど、最後に出てくる小桜婦警との展開は書いてあったか覚えてないや。

続編出ればいいなぁ。

2015/06/13

軽めのタッチで、交番で実習中の警官見習い高木聖大の日々を描いています。
この聖大、気が短くていい加減な若者の代表のような人間で、前半は読んでいて腹が立つほどだが、少しずつ成長していく。
これがシリーズとなっているのなら、もう少し成長した聖大を見てみたい、と思う。

2014/03/19

失恋が動機でおまわりさんになった聖大くんのお話。
シリアスな作品が多いのかと思っていたら、こんな軽いタッチの作品もあるんですね。

2013/12/26

若者が学生から社会人へと変わるのをリアルに描けている小説。
主人公が警察官として成長していく様子が色々な経験を通して感じることができる。
最初はとんがっている普通の若者だった主人公が警察という職業を通して考えを改める部分や自分自身を見直す部分は社会人一年目の自分にも共感できる部分がある。

2017/11/09

公務員希望者が多い最近、巡査見習い中の若者の本を読みました。

警視庁城西署・霞台駅前交番に巡査見習いとして赴任した高木聖大は、今風の若者がそのまま制服を着たような新米おまわりさんです。かっこいい警察官を夢見て志願した聖大ですが、実際は町の交番のおまわりさん。おばあさんの話し相手や道案内ばかりの雑務に、自分のイメージとちがうと思っていたころに、ある事件がおこります…。

この小説ではおまわりさんですが、
実際に社会へ出たばかりの若者たちは
誰もがこのような経験をするのかなあと思いました。
憧れの職業に就いた時のうれしさと誇り、緊張感。
何か失敗したら、この職業に向いてないのではないかという心配と後悔。
そんな気持ちの交差を何回も繰り返し、
新社会人も成長していくのでしょう。

新米おまわりさんの高木巡査は、
配属された小さな町を、みんなが住みよい町にするため、
こよなく愛し守っていこうとします。
これが職業に就いた時に一番大事なことなんだなと実感しました。
小説の中の高木巡査に、「がんばれ！新米巡査」と、
大きな声で声をかけてあげたくなります。
今後の成長ぶりが楽しみなおまわりさんでした。

ハラハラドキドキするようなストーリー展開がないのが少し残念ですが、
等身大の警察官の日常がわかり、そういう意味では面白い物語でした。

2012/02/09

小諸警察署長さんが、署員の小諸の町のレポート集のはじめの所でこの本のことに触れていた。先輩署員が見習い警察官に語る
「地図や統計を眺めるだけじゃなくて、どれくらい歩き回ってるかってことだ」「自分が、どういう町の治安を守ってるか、それを知らなきゃ、どうしようもないぞ。どんな人が暮らしていて、どういう雰囲気で、どこに何があるか、昼と夜で、どんな風に変わって見えるか、そういうことを肌で覚えろ」「それでな、まず、この町を好きになれ。この町に住んでる人たちの生活を守りたいと思えるようになれ」「俺たちはな、この町の何でも屋なんだ」（９５ｐ）
というところは自治体職員にも言えることだと思う。

　それと先輩の婦警が同じく新人に
「気がついた人が動けば、いいのよ。皆に同じことを要求するわけには、いかないわ」（371ｐ）
というところも共感した。

2011/08/21

新人警察官 高木聖大くんの成長物語。
これからの期待大です！
乃南さんも こういう軽いタッチのものから
重いテーマの物まで 多才な方だなぁと思いました。

2011/05/20

新米おまわりさん頑張って！って感じです。
おまわりさんも若い男の子だったりするんだよね～って再認識です。

2011/01/12

面白かったです。

この間読んだ『駆けこみ交番』の前の話。
続き物は主人公の成長を感じることができるので気に入ってます。

聖大も悩んで成長していくんだねぇ。
がんばれ、聖大！三浦も負けるな！

2010/09/05

2010/09/03　交番の日常がおもしろい。で、次作につながるのね。ドラマにできそうな気がするが地味すぎるか？