疫病神 の商品レビュー

黒川博行(著者)

2023/05/16

直木賞受賞作品の『破門』を読んでみようかと思ったんだけど、図書館予約でいっぱいだし、シリーズ物だと知ったのもあり、とりあえず第一弾の『疫病神』を借りてきました。ヤクザモノで読了できるかなと思ったけど、桑原と二宮コンビの大阪弁でのやりとりが面白く、知ってる大阪の地名なども出て来て、興味深く読めました。破門はまだまだ順番が回って来ないようなので、ゆっくりこのシリーズを読んでいこうかなと思ってます。

2018/11/10

建設コンサルタント：二宮啓之シリーズ　第１弾

二宮が産廃処分場計画を巡って、大手ゼネコンや、その息のかかった複数のヤクザのフロント企業、政治家、地権者などと、一進一退の駆け引きを繰り返す。

その二宮の相棒という名の疫病神・二蝶興業 桑原というヤクザ。

二人は利害関係で結ばれながらも、シノギを巡って敵対するヤクザや大手ゼネコンとギリギリのやりとりを展開していく様が痛快。

筋者と筋者のやりとりはリアリティーがあり、金をめぐる人間の卑しさなんかもよく描かれている。

丹念な文章表現と、リアリティーの高さがうかがえました。

2017/04/09

先日映画を見た「破門」の主人公たちのシリーズの初作。いやあ、やっぱ黒川さん、面白(ろ)いわ。産廃の話は、ほんまにやってるやろうなあ・・・

2017/02/24

破門から読んでしまったんですが、スピード感と掛け合いの面白さの原点は一作目から変わってないんですね。

2017/01/30

疫病神シリーズ第1弾。そして、初黒川作品。以前から読みたいと思っていたけど、話題になる作品がシリーズの途中とかで、なかなか手を出せずにいたが、今回、「破門」の映画がどうしても気になって、シリーズの初めから読むことに…舞台が大阪、そしてヤクザものと決して得意とする分野ではないのだが、自称・建設コンサルタントの二宮とヤクザの桑原が魅力的でテンポよく読むことが出来た。今作は20年前の発売なので、時代背景が古かったりするけど、目まぐるしく変わる事態に一気読み。次作も楽しみ。

2015/02/28

すっごいなー！！
ヤクザものってあんまり読まないけど、意外と面白かった！！
相関図がいまだ飲み込めないが。。。
続きも読もうっと♫

2015/01/12

お互いを疫病神と思いつつ、腐れ縁のコンンビを組んで憎めない二人、このキャラの大阪弁のやりとりがなんとも言えない味がある。ヤクザのシノギの裏の二転三転する物語は、興味深かった。

2014/11/09

黒川博行作品初読み。
第五弾の「破門」が賞を取ったのでシリーズ通して読む予定。
ヤクザものとは知らなかった（笑）
ヤクザ版「おかしな二人」的な感じかな。

2014/09/07

図書館で借りた本。
シリーズの最新作が直木賞（？）を取ったか何かで話題になったので、それを読む前にまずは最初の話を読んでみたくなったので、借りた。
人物がたくさん出てきて、最初は分かりにくかった。
そのうち、夢中になっていつの間にか読了。
最後は少しほのぼのして良かった。
結局、二宮の年齢や容姿が不明のままでした。
あ、ユキも謎が多いね。

2014/06/25

このシリーズ最新作が直木賞候補になったというので、１作目から読んでみることにした。
関西を舞台にしたハードボイルド。一気に読めた。二宮桑原コンビの関係がおもしろい。やばくなったら、相方置いてさっさと逃げるとか。