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老子 の商品レビュー

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解説も充実しているの…

解説も充実しているので初めて老子を読む方におすすめです。「知る者は言わず、言う者は知らず」などパラドキシカルな箴言が満載です。本書は新しい発見に基づき章立てを入れ替えるなど、類書にはない特色があります。

文庫OFF

現代人が忘れがちな古…

現代人が忘れがちな古き作法であり礼儀です!!!

文庫OFF

2026/01/10

本書は、春秋戦国時代の動乱期に思想家・老子が著したとされる古典『老子道徳経』である。その思想の根底には宇宙の根源である「道(タオ)」があり、人為を排してあるがままに生きる「無為自然」を説いている。 具体的な実践として、次の三つの知恵が示されている。 1. 柔弱謙下:剛強なもの...

本書は、春秋戦国時代の動乱期に思想家・老子が著したとされる古典『老子道徳経』である。その思想の根底には宇宙の根源である「道(タオ)」があり、人為を排してあるがままに生きる「無為自然」を説いている。 具体的な実践として、次の三つの知恵が示されている。 1. 柔弱謙下:剛強なものは滅び、柔軟なものが生き残る。「上善如水」の言葉通り、争わず、低きに身を置くしなやかな姿勢こそが真の強さである。 2. 知足・無欲:過剰な欲を捨て「足るを知る」こと。所有への執着から離れることで、精神的な自由と安寧が得られる。 3. 無の効用:有用性に囚われない価値の転換。器の空洞(虚)が役立つように、目に見える「有」の価値だけでなく、目に見えない「無」の余白にこそ本質的な役割がある。 老子は文明の進展が欲望や争いをもたらすと見極め、人が本来あるべき「素朴な幸福」の姿を提示した。 現在、私たちは高度なテクノロジーに囲まれ、あらゆる情報を容易に手に入れられる。しかしその反面、私はどこか常に何かに追われているような、得体の知れない不安の中にいる。 人間中心主義や自然利用が行き詰まりを見せるなか、あえて「無」や「柔」を尊ぶ逆説的な教えは、効率と成果を追い求める社会に身を置く私の渇いた心に深く響いた。執着を手放し、自然の理(ことわり)に身を委ねる智慧は、混迷を極める現代を、そして私自身の日常をしなやかに生き抜くための、静かなる力となるだろう。

Posted byブクログ

2025/11/12

『老子』のテクストを紹介し、わかりやすい解説を付した入門書です。 本書は老子の入門書ですが、いちおう巻末にコンパクトな「解説」が置かれているものの、老子と呼ばれる人物の思想を体系的に整理して示すのではなく、『老子』のテクストを日本語訳、書きくだし文、原文で紹介し、さらに著者によ...

『老子』のテクストを紹介し、わかりやすい解説を付した入門書です。 本書は老子の入門書ですが、いちおう巻末にコンパクトな「解説」が置かれているものの、老子と呼ばれる人物の思想を体系的に整理して示すのではなく、『老子』のテクストを日本語訳、書きくだし文、原文で紹介し、さらに著者による注釈のかたちでの解説がおこなわれています。ただし注釈といっても専門的な内容ではなく、初学者にもしたしみやすい内容になっており、入門書としての役割を果たしています。 老子と比較したとき、荘子の思想は世俗を越えた宗教的な立場だということができると著者は解説しています。もちろん老子の思想も、儒教のような世俗の立場にたって説かれる道徳を越えた自然を志向する態度ははっきりと示されていますが、老子のことばは現実の社会との比較のなかでみずからの立場の優位が主張されることが多くなっています。「無為であれば万事がうまく運ぶ」とか「柔弱であれば強いものにも勝てる」といった老子のことばは、「世間的なずる賢さともみえる」と著者はいい、老子の立場の矛盾的な性格を指摘しています。

Posted byブクログ

2025/03/01

自己啓発をゴリゴリ行わないと時代に取り残されるという思いもあって頑張っている面もあるが、一方無理して頑張った先に何があるのか?と自問することがたびたびある。そんな中、老子の教えである「自然に生きることの大切さ」を思い出し、頑張るのは大事だけど無理ない範囲で頑張ればいいかと悟らせて...

自己啓発をゴリゴリ行わないと時代に取り残されるという思いもあって頑張っている面もあるが、一方無理して頑張った先に何があるのか?と自問することがたびたびある。そんな中、老子の教えである「自然に生きることの大切さ」を思い出し、頑張るのは大事だけど無理ない範囲で頑張ればいいかと悟らせてくれた。最初に読んだのは大学生のころだが、30代になった今の方が学ぶことが多い。今後の人生でも悩む場面は多々あるだろうが、その際は改めて頼ることになるだろう。

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2024/07/18

道徳のイメージが強かったけれど、無知無欲無為を勧めるところなど、孔孟と対比して書かれてあったりして新たな印象を得られてよかった。

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2022/09/07

https://mitchsato17.wixsite.com/home/post/%E9%87%91%E8%B0%B7%E6%B2%BB%E8%91%97%E3%80%8C%E8%80%81%E5%AD%90%E3%83%BC%E7%84%A1%E7%9F%A5%E7%84%A...

https://mitchsato17.wixsite.com/home/post/%E9%87%91%E8%B0%B7%E6%B2%BB%E8%91%97%E3%80%8C%E8%80%81%E5%AD%90%E3%83%BC%E7%84%A1%E7%9F%A5%E7%84%A1%E6%AC%B2%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%80%8D

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2019/11/24

「上善如水」が飲み物としても言葉としても好きだったのだけれど、言葉としての意味は恥ずかしながらネットの知識しかなかったため読んでみた。 「孫子」が読みやすくて個人的に好相性と感じた金谷治先生による老子道徳経の上篇・下篇、全81章の解釈と解説。 構成として、各章ごとに「意訳」「...

「上善如水」が飲み物としても言葉としても好きだったのだけれど、言葉としての意味は恥ずかしながらネットの知識しかなかったため読んでみた。 「孫子」が読みやすくて個人的に好相性と感じた金谷治先生による老子道徳経の上篇・下篇、全81章の解釈と解説。 構成として、各章ごとに「意訳」「読み下し」「原文」「解説」となっていたり、副題?を付けてくれているなど、初心者にも読み進めやすい工夫が随所に凝らしてある。 この人の古典解説本、親切で本当にすき。 全体の率直な感想としては「老子、水、好きだなぁ」というのと「不幸な弱者がこれ言ったからってただの強がりにしかならんでしょ」。 たまに老子自身も「これ言っても世間は誰もわかってくれない」的な恨み節を言っていて急に親近感がわく。 そして、著者の解説が上手いのか、特に下篇の後半にかけてだんだんエキサイトしてくる感じに、ひとつの物語モノで味わうようなストーリー性を感じた。 読み終えたときの達成感とか読後感が清々しい。 かいつまんで拾い読みしても得られるものは多々あるとおもうけれども、個人的には頭から終わりまでぶっとおしで読んで痛快な清々しさを感じる、というのを何回もやりたい。 これは名著。

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2019/08/15

”金谷治さん訳注の『老子』。“現代人と古典とを直結するよう配慮”された訳文が読みやすい。サブタイトルは「無知無欲のすすめ」。 ガツガツせず自然体をよしとする老子の言葉は耳になじむが、以下の2文の厳しさにはドキリとした。  ★他人のことがよくわかるのは知恵のはたらきであるが、自...

”金谷治さん訳注の『老子』。“現代人と古典とを直結するよう配慮”された訳文が読みやすい。サブタイトルは「無知無欲のすすめ」。 ガツガツせず自然体をよしとする老子の言葉は耳になじむが、以下の2文の厳しさにはドキリとした。  ★他人のことがよくわかるのは知恵のはたらきであるが、自分で自分のことがよくわかるのは、さらにすぐれた明智である。他人にうち勝つのは力があるからだが、自分で自分にうち勝つのは、ほんとうの強さである。(p.113)    ★聖人に短所がないのは、かれがその短所を短所として自覚しているからで、だからこそ短所がないのだ。(p.215) 「権下」や「不争」など、相手に対するやわらかな姿勢も、実は、内なる厳しさや強さが表現されているのかもしれない。 読了後、本書に対して親しみを感じつつ、一方でそんなことを考えた。 <キーフレーズ>  道、水、無知無欲、明智、無為自然、さかしらの、権下・不争の徳 <読書メモ> ・「道」はからっぽで何の役にもたたないようであるが、そのはたらきは無尽であって、そのからっぽが何かで満たされたりすることは決してない。満たされていると、それを使い果たせば終わりであって有限だが、からっぽであるからこそ、無限のはたらきが出てくるのだ。(p.25) ・「最高のまことの善とは、たとえば水のはたらきのようなものである。水は万物の生長をりっぱに助けて、しかも競い争うことがなく、多くの人がさげすむ低い場所にとどまっている。そこで、「道」のはたらきにも近いのだ。」  #上善は水の若し、が登場。「水」のたとえが意味するものって、こういうことだったんだ。 ・この「道」をわがものとして守っている人は、何ごとについてもいっぱいになるまで満ちることは望まない。そもそもいっぱいにまでなろうとはしないからこそ、だめになってもまた新たになることができるのだ。(p.56-57)  #”いっぱいになりきると再生の活力が消える”→十分な満足を貪らない ・君主がこせつかずに悠然(ゆったり)として、ことばを慎んで口出しをしなければ、それで仕事の成果はあがり事業は完成して、しかも人民たちはだれもが「自分はひとりでにこうなった」というであろう。(p.65)  #大上の政治。 ★世俗の人びとはきらきらと輝いているが、わたしだけはひとりぼんやりと暗い。世俗の人びとは利口ではっきりしているが、わたしだけはひとりもやもやとしている。ゆらゆらとまるで海原のようにたゆたい、ひゅうひゅうとまるで止まない風のようにそよぐ。多くの人はだれもがそれぞれ何かの役にたつのに、私だけはひとり融通のきかない能なしだ。わたしだけはひとり、他人とは違っている。そして、母なる根本の「道」に養われることをたいせつにしているのだ。(p.74)  #なんだかしみる…。 ★他人のことがよくわかるのは知恵のはたらきであるが、自分で自分のことがよくわかるのは、さらにすぐれた明智である。他人にうち勝つのは力があるからだが、自分で自分にうち勝つのは、ほんとうの強さである。(p.113)  #!! ・内なる「徳」を深く豊かにたくわえた人は、ちょうど赤ん坊のありさまにも似ている。赤ん坊には蜂やさそりや蝮(まむし)のたぐいもかみつかず、猛獣もつかみかからず、猛禽もうちかからない。骨格は弱く筋肉もやわらかいが、握りこぶしは固い。(p.171)  #知を棄て欲を忘れて無心になる = 嬰児への復帰 ★聖人はまた人と争うことがないから、だから世界じゅうにかれと争うことのできるものはだれもいないのだ。(p.203)  #逆説的な強さ。権下・不争の徳。 ★聖人に短所がないのは、かれがその短所を短所として自覚しているからで、だからこそ短所がないのだ。(p.215)  #知りて知らずとするは… ・天の道?自然のはこびかた?は、すべてのものに利益を与えて害を加えることはない。聖人の道?やりかた?は、いろいろなことをするとしても、他人と争うことはない。(p.241) ・老荘の道家(どうか)のほうでは、そうしたあるべき人間の姿の追求よりは、あるがままの本来の自然な人間にたちかえることによって、世界の騒乱は静まり、人びとの安定した暮らしが復活すると考えた。(p.248:解説 より) ・それによって考えられる人物像は、ほぼ紀元前300年頃の隠君子、世俗の外にあって超然としながら、しかも世俗の混乱と特に民衆の苦しみを救いたいと念願する憂世の哲学者であった、ということである。その他のことは一切わからない。(p.263:解説 より) <きっかけ>  人間塾in東京 10月の課題図書。”

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2019/01/13

金谷治さんの講談社学術文庫から出ている『老子 無知無欲のすすめ』。老子道徳経 上下編 計81章。底本は王弼本。馬王堆から出土した帛書の内容を吟味し、積極的に取り入れている。本文の翻訳は、逐語訳を離れ、多少の言葉を補って理解を助けるようにしている。また、脚注や解説も充実し、理解の助...

金谷治さんの講談社学術文庫から出ている『老子 無知無欲のすすめ』。老子道徳経 上下編 計81章。底本は王弼本。馬王堆から出土した帛書の内容を吟味し、積極的に取り入れている。本文の翻訳は、逐語訳を離れ、多少の言葉を補って理解を助けるようにしている。また、脚注や解説も充実し、理解の助けになっている。

Posted byブクログ