彷徨える帝 の商品レビュー

安部龍太郎(著者)

2014/03/25

★2.5かなぁ、惜しい感あり。
時代設定など相当に野心的なんだけど、結局この時代が今まで娯楽作として登場しなかった壁を打ち破れずに終わった気がする。
南北朝時代から室町中期って何だかぼんやりしてるんですよね、学生時代に日本史を学んでいた時からそう感じていたのだが何故だろう？血統をめぐる日本お得意の題材が満載なのに、、、
いやむしろ解説でも触れていたが皇史が絡んで自縄自縛に陥っているのかもしれないな、作家も読者も。