花ごろも の商品レビュー
(2013.12.19読了)(2006.01.09購入) 「B面の夏」に続く句集です。 ちょっと感覚が違うようで、よくわかりませんでした。俳句向きの素養もぼくには不足しているようです。 ぼくの感覚にも引っかかった句をいくつか。 船笛に息継ぎありぬ春の昼 (32頁) また同じタ...
(2013.12.19読了)(2006.01.09購入) 「B面の夏」に続く句集です。 ちょっと感覚が違うようで、よくわかりませんでした。俳句向きの素養もぼくには不足しているようです。 ぼくの感覚にも引っかかった句をいくつか。 船笛に息継ぎありぬ春の昼 (32頁) また同じタイプに夢中万愚節 (34頁) みほとけのやうに抱かれて花の雨 (38頁) 賞められてまたうぐひすの鳴きにけり (41頁) ざざ降りの後の青空ふきのたう (52頁) 傘雨忌の甘味処にをとこ客 (58頁) 傘雨忌は久保田万太郎の忌日 打水のやがて遊びとなりしかな (105頁) 月山へ尾を跳ね上げて鯉のぼり (111頁) 団栗の拾はれたくて転がれり (158頁) 雪女まぎれてゐたり上野駅 (198頁) 何もかも知らぬふりして山眠る (224頁) ジョギングが行き猫が行き松飾 (229頁) ☆関連図書(既読) 「B面の夏」黛まどか著、角川文庫、1996.12.25 「聖夜の朝」黛まどか著、講談社文庫、1998.11.15 「ヘップバーンな女たち 39の東京ストーリー」月刊ヘップバーン著、リヨン社、1999.6.14 「星の旅人」黛まどか著、光文社、2000.11.25 (2013年12月19日・記) (「MARC」データベースより)amazon "君を想へば気まぐれに飛ぶ星よ""花ごろも逢いに行きたき人のあり" 若い女性たちの俳句雑誌を主宰する話題の女流俳人が、杉田久女に捧げた最新句集。
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