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高松宮日記(第6巻) の商品レビュー

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2017/01/01
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1997年刊。高松宮宜仁親王の手になる戦前戦中の日記。6/8巻中。本巻は1943年2月~9月迄。  戦闘概要(負け戦)の詳述が大半。  色々あるが、P38とB17、B24に歯が立たず…。後の本土空襲や原爆投下でみる如く、B29が極端に目立つのは当然だが、結局、米軍の他の大型爆撃機・大型戦闘機にすら歯が立っていないことが、ボディブローのように戦力を削ぎ、制空権喪失、島嶼戦の遂行不可へと。  なお、S18年段階でB29での攻撃を予見する一方、全木製型戦闘機の製造推進を大真面目に議論している点で、最早どうにもならない絶望的未来が想起されよう。

Posted byブクログ