教育言説をどう読むか の商品レビュー
教師、教師を志す人間、教育に対して思うところがある人間は、一読すべき一冊。教育の言説はともすれば感情的、道徳的、個人的側面からの水掛け論に終始してしまいがちであるが、この本は、教育に対する煽り文句を取り上げて淡々と解説を述べている。 理想の教育を語る人間ほど、言説に対して無批判で...
教師、教師を志す人間、教育に対して思うところがある人間は、一読すべき一冊。教育の言説はともすれば感情的、道徳的、個人的側面からの水掛け論に終始してしまいがちであるが、この本は、教育に対する煽り文句を取り上げて淡々と解説を述べている。 理想の教育を語る人間ほど、言説に対して無批判であり、事実に対して無知だということを知るきっかけとして読むとよい一冊。 この本の初版が1997年であるにもかかわらず、未だに教育現場にはこの本で取り上げられるような言説を奉る人間が多いことには危機感を覚える。
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