夢みる少女 の商品レビュー
ちひろ美術館の第三巻の、少女の画集ですね。 淡い色彩のなかから浮かび上がる少女たちは、なにをおもうのだろう。 少女は物語をつくりだす天才ですね。 少女の瞳のなかには小さな大きな宇宙を写し出しています。 ちひろさんの絵は、柔らかなタッチと色彩のハーモニーが優しさを醸し出します。はか...
ちひろ美術館の第三巻の、少女の画集ですね。 淡い色彩のなかから浮かび上がる少女たちは、なにをおもうのだろう。 少女は物語をつくりだす天才ですね。 少女の瞳のなかには小さな大きな宇宙を写し出しています。 ちひろさんの絵は、柔らかなタッチと色彩のハーモニーが優しさを醸し出します。はかないような表情のようでいて、何かしら力強さを感じますね。 作品の解説でちひろ美術館学芸員の広松由希子さんは語ります。 「ちひろの筆から生まれた少女たちは、ちひろ自身が内包していた、やさしさや感受性の結晶でもあります。だから、その“少女”との出会いは、どこか懐かしく、いつも新しく、渇いた人の心をいやす作用があるのでしょう。」 ちひろさんの世界は心のひろがりもみせてくれます。
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