バスが来ない の商品レビュー
バスを待っているがな…
バスを待っているがなかなかこない。歩いていくべきか、日常におこるちょっとした事を描いた表題作。
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自分の生活の中でも「…
自分の生活の中でも「あぁ、あるある」という場面がきっと見つかる作品です。
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清水氏の短編集はとり…
清水氏の短編集はとりあえず、表題作は笑える。それ以外はかなり個人の趣味が分かれるところ。私は15分バスを待つくらいなら歩きますけどね。1時間と15分、なら悩むかも。
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待っている時に限って…
待っている時に限っていつまで経ってもバスは来ない。歩くべきか待つべきか?日常に潜む本当に小さな葛藤を描いた表題作など、面白おかしい小さな話が10篇収録。
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表題作はまあまあ面白…
表題作はまあまあ面白かった。あとはそれほどでもなかった。
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日常のとてつもなく小さいことから日本の大きい歴史まで幅広く触れた短編集です。表現がいちいちツボだった。特に最低なねぶこもち艶笑譚、ほぼでたらめの語り伝えの歴史の二つが自分的に面白かった。
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清水義範の作品らしい,たわいもない話ばかりの短編集。バスが来ない,お通知表,マイルド・ライト・スペシャル,宗派不問あたりがなかなかの秀作。清水義範好きなら十分楽しめる。★3で。 個々の作品の所感は以下のとおり ○ バスが来ない 時間どおりにバスが来ないバス停での,人々の心理の葛藤を描いた作品。このようなどうでもいい話を,これだけ面白く描けるのは,清水義範らしい,人間観察のたまものだろう。 ○ 私の履溺書 一代で財を成した人物の自慢の手記という体裁の作品。にやりとさせる描写がされている。 ○ お通知表 会社で社員に通知表を出すというアイデアで書かれた作品。新入社員のどうしょうもなさと,絶対評価の通知表のむつかしさを,清水義範らしいユーモアとひねくれた目で描かれている。 ○ マイルド・ライト・スペシャル 昔,たばこを吸っていた頃,ここまでマイナーではないが,結構マニアックなたばこを吸っていたので,この作品の主人公の気持ちは分かる。たばこに限らず,なかなか手に入らないものがあれば,意地になって探してしまう人の気持ちは分かる。 ○ 宗派不問 お葬式を舞台にした作品。お葬式をビジネスとしてとらえることへの,皮肉な目線で描かれている。 ○ きぼこおたく こけしおたくの人々の話。おたくという文化を皮肉な目で描いている。 ○ 戦慄の寒冷地獄 節電,節電とうるさくなった現代では,もはや懐かしく感じてしまう,夏の極寒の冷房地獄を描いた作品。もう,こんな時代は来ないだろう。 ○ 祭りの夜 みんなが同時にぐわぐわしゃべる物語。まさにまつり。作品のできとしてはイマイチ ○ ねぶこもち艶笑譚 読みにくい。清水義範は,たまにこのような作品を記載するが,好みの作風ではない。読むのがめんどくさい。清水義範の作品は,もっと何も考えずに読みたい。 ○ 語り伝えの歴史 歴史を口授するという文化そのものを描いた作品。それを文章にするとこうなるというのがプロットか。これもイマイチ。
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日常のよくある風景などを描いた短編集。 表題のバスが来ない、の心理的葛藤はよく分かる!という感じ。
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清水節全開。表題作のような日常の些事をうまく切り取った話から、「お通知表」「語り伝えの歴史」のような「ありえる」と思えるような「もしも」まで。「ねぶこもち艶笑譚」はただただバカ。
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ブクログで笑える本と紹介されていたのを6冊、図書館で予約して借り受けた。これは1冊目。 期待通りにニヤニヤさせる巧さの短編集。ゾッとしたのが「お通知表」。新入社員のモチベーションを上げるべく、人事部長が考えた手法が、小学生の娘の通知表を参考に作った評価表。さもありなんと笑えるがしかし。こういうので評価してやりたい人、ホントにいるよと思ったら、相手が馬鹿なのか、自分が幼稚なのか、わからなくなった。両方か。
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