隆慶一郎 男の「器量」 の商品レビュー
★2015年11月22日読了『隆慶一郎 男の「器量」―その熱き生涯に学ぶ 』松岡せいじ著 評価B これまで読んできた作家の中でお気に入り一、二を争う作品を短い作家生活で紡ぎ出した人、隆慶一郎。 その人となりを弟子だった脚本家松岡氏が綴ったエッセイを図書館で発見。 こういう出会...
★2015年11月22日読了『隆慶一郎 男の「器量」―その熱き生涯に学ぶ 』松岡せいじ著 評価B これまで読んできた作家の中でお気に入り一、二を争う作品を短い作家生活で紡ぎ出した人、隆慶一郎。 その人となりを弟子だった脚本家松岡氏が綴ったエッセイを図書館で発見。 こういう出会いがあるから、本屋さん、図書館探訪は楽しい。 隆慶一郎は、60歳過ぎから文壇デビューし、『吉原御免状』『影武者徳川家康』『一夢庵風流記』『捨て童子・松平忠輝』などを発表。5-6年の作家活動途中で病没。 特に、私は「影武者徳川家康」は、名作だと思っています。 私の勘違いだったとは思いますが、隆氏はずっとフランス文学の大学講師をやっておられたとばかり思っていました。ところが、何と池田一朗という名で、映画、テレビ界で1960~1980年に売れっ子シナリオライターだったそうで、いままで知りませんでした。さらに、日本アニメ創世期の名作、東映動画の『わんぱく王子の大蛇退治』1963年の脚本家だったと知り、さらに驚きでした。 https://www.youtube.com/watch?v=FXMsSm3OuFw なぜ、隆氏が脚本の道を辞めて、作家となったのか?普段の隆氏はどのような人物だったのかが、弟子であった松岡氏によって語られていて、非常に興味深い内容でした。隆慶一郎氏のファンは必読ですが、それ以外の方には何の意味もない本ではあります。(苦笑)
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