事典 ベトナム・カンボジアで暮らす の商品レビュー
１９９７年出版の本である 他国との関係や歴史と共に現状において ニホン人が暮らすための手引書 ヴェトナムは中国から入った大乗仏教の南限であり 北は中国との国境から始まる中国文化圏の南端を成し 海岸沿いに南下する細長い国である カンボジアはクメールに遡りインド文化圏の北端で ア...
１９９７年出版の本である 他国との関係や歴史と共に現状において ニホン人が暮らすための手引書 ヴェトナムは中国から入った大乗仏教の南限であり 北は中国との国境から始まる中国文化圏の南端を成し 海岸沿いに南下する細長い国である カンボジアはクメールに遡りインド文化圏の北端で アンコールワット（寺院のある町）で知られるところ インドのヒンドゥー教から大乗仏教をへて スリランカ経由の小乗仏教（南方上座部仏教）へと移り変わり 小乗仏教の北限である 小乗は僧侶を特別視する階級社会で釈迦のみを祭り 僧侶は死者に対してさえ手を合わせることをしないという それに対して大乗は基本的に自力本願であり 菩薩や儒教道教その他の神々を差別せずに対等に拝む この点ではニホンの神仏キリスト教などの同居と 同じ状態かもしれない 東南アジア一帯は自由平等を掲げる西洋の資本主義の生贄にされ 徹底的に搾取されましたが 特にベトナムはフランスから武力独立したにもかかわらず アメリカが取って代わって傀儡政権を置いて内乱に持ち込みましたので 二度に渡る独立戦争を強いられて来ました 韓国・タイ・フィリッピン・オーストラリア・ニュージーランドが参戦し 残酷極まる仕打ちをしてきました 韓国はアメリカ兵を凌ぐ戦いぶりで 無差別に一人当たり７倍以上の殺人をしたという記録があります ニホンは憲法９条のおかげで辛くも強要された参戦から逃げ切りました
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