昼寝するお化け の商品レビュー
1992年から93年にかけて、『週刊ポスト』に連載された著者のエッセイを収録しています。当時話題となった事件などを題材に、日本人の政治意識や国際感覚の欠如を鋭く批判し、教育のあり方について語っています。 本書のなかで著者は、「志を曲げなければならなくなったら、職も名誉も地位もす...
1992年から93年にかけて、『週刊ポスト』に連載された著者のエッセイを収録しています。当時話題となった事件などを題材に、日本人の政治意識や国際感覚の欠如を鋭く批判し、教育のあり方について語っています。 本書のなかで著者は、「志を曲げなければならなくなったら、職も名誉も地位もすべてを捨てて、ただ魂の毅然とした姿勢を最後まで失わないために、残りの人生は上野駅で悠々とトランプをして過ごす覚悟をすることだ」と述べています。一見とりとめがない題材をあつかっているようにも見えますが、こうした著者の主張がそれらの背景にあるように感じられます。
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