妖櫻記(上) の商品レビュー
「傀儡(くぐつ)」っ…
「傀儡(くぐつ)」って何?と思ったら読んでみて。読書って勉強じゃないけど、何かがわかった気になると、賢くなった気がしてうれしい。読後に歴史の本を紐解いたりもしなかったけど、だーい嫌いだった日本史の授業を、この本を元にまた受けてみたい気になりました。
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内容の紹介を見てから…
内容の紹介を見てから、面白そうとドキドキしました。本の感じが大好きです。
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日本の中世を舞台にし…
日本の中世を舞台にした伝奇ロマン。ホラーにもちかいかもしれないけど、皆川博子の独特の耽美世界は健在。 陰陽道とかも少し出てきます。もっとおどろおどろしいけど……
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赤松満祐の側室・野分…
赤松満祐の側室・野分御前とその娘桜姫、南朝のの孫阿麻丸が織りなす伝奇ロマン。絢爛で優美な世界です。
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中世が舞台ということ…
中世が舞台ということあり、あまり資料が無いのか描写はあっさりめ。それでも不思議な世界観はよく現れています。
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歴史小説として相当高いレベルの作品ではないかと感じた。言葉使いや登場人物、風俗、日常の小物など当時のものを隅々まで描いた表現には感服せずに入られない。ただ、その代わり難しい漢字や用語などが出てくるので近くに辞書でも置いていないと理解するのは難しかったのだが。 二人の赤子が物...
歴史小説として相当高いレベルの作品ではないかと感じた。言葉使いや登場人物、風俗、日常の小物など当時のものを隅々まで描いた表現には感服せずに入られない。ただ、その代わり難しい漢字や用語などが出てくるので近くに辞書でも置いていないと理解するのは難しかったのだが。 二人の赤子が物語の中心となってその時代に生きる人々を翻弄していく。自ら考え動くことが苦手な兵藤太、ひたすら周囲の人間に利用されつつ自らを見つけ出そうと努力する阿麻丸。この先、二人の赤子がどういった立ち位置になるのか非常に楽しみである。
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皆川作品はツボにはまるものが多いのですが、これはそんなに…。 やはり私は時代物がニガテということか…。
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青白い静脈の浮いたやわな美しさじゃない!絢爛。野蛮で毒があって、つつけば膿がこぼれそうなくらい濃密な世界。皆川ワールド。私的には野分と兵藤太の主従関係にやきもきしました。兵藤太は姫に対するストイックさを捨てて、思いのたけをぶちまけちゃえよ!と思いました。
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