ヴァンパイア 恐怖の章(恐怖の章) の商品レビュー
伊集院大介シリーズは全部読んだんじゃないかと思ってたのですが、このシリーズは漏れてました。「恐怖の章」と「異形の章」の前後巻です。 伊集院大介シリーズではありますが、伊集院大介はあまり出てきません。竜崎晶君ばかりです。新人の晶君が、いろいろな事情で舞台の主役級に抜擢され、初舞台を...
伊集院大介シリーズは全部読んだんじゃないかと思ってたのですが、このシリーズは漏れてました。「恐怖の章」と「異形の章」の前後巻です。 伊集院大介シリーズではありますが、伊集院大介はあまり出てきません。竜崎晶君ばかりです。新人の晶君が、いろいろな事情で舞台の主役級に抜擢され、初舞台を迎える、というお話しです。その裏でなんだか事件が少しずつ動いています。 作者、よっぽど舞台が好きなんでしょうね。晶君のモノローグは生き生きしています。でも伊集院大介シリーズなのでもうちょっと事件が起こらないと、なんだか違う本を読んでいる感じです。この巻「恐怖の章」の最後で刀根一太郎登場で、何か起こりそうな雰囲気で、異形の章へ進みます。後半はどうなるんでしょうか。もっと伊集院大介出してほしいです。
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本来は真天狼星の前に読むものなんでしょうが、5巻を読み終わった今更読んでます。 晶くん視点で語られる以外大したことじゃないなぁ。晶ファン以外は読む価値ないと思う。私には退屈だった。 ママンと一緒に読んでるけど、ママンも晶くんの口調を聞いてるとイライラするらしいwww
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
伊集院大介シリーズ 「炎のポセイドニア」のオーディションで竜崎晶が出会った牧村レオナ。オーディションには合格し俳優として参加する晶。大物プロデューサー野島との出会い。主役の降板により主役に抜擢された晶。周囲の人間の嫉妬。主演女優・赤星アンナの死。ゾディアック・カードを集めるアンナ。晶の自宅雨で発見された遺体。事件当夜劇場で刀根と遭遇する晶。第2のシリウスとなる可能性を指摘する伊集院大介。 削除
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伊集院さんvsシリウスシリーズ。こないだの『蝶の墓』は竜崎晶君の魂の目覚めの物語だ、という感想を書いた。モリアティ教授のようにシリウスは復活するだろうけれども晶の前で魔力をなくしてしまった……と。今回のはシリウスに替わる稀代の存在としての晶君の目覚め物語になるのだろうか。『蝶の墓...
伊集院さんvsシリウスシリーズ。こないだの『蝶の墓』は竜崎晶君の魂の目覚めの物語だ、という感想を書いた。モリアティ教授のようにシリウスは復活するだろうけれども晶の前で魔力をなくしてしまった……と。今回のはシリウスに替わる稀代の存在としての晶君の目覚め物語になるのだろうか。『蝶の墓』当時15歳だった晶君は20歳に成長してお兄さんと東京で暮らしている。見かけほどヤワでもお姫様でもない晶君はダンサーの卵としてオーディションを受ける毎日。そんな彼の周りにまた不吉な影が……。 彼が舞台こそ自分の戻るべきというか、存在できる唯一の本拠地、みたいに悟る部分は非常に共感できる。舞台とかの虚構の世界で虚構の人格を演じる時に得られる充実感というか陶酔というかは一度経験してしまうと忘れられない。探しても探しきれない自分の故郷はやっぱりそこにあるのかもと思ってしまう。でも苦節10年とかいうのはいただけないと栗本さんは誰かに言わせている。出るべき人は早くに出ているものだと。確かに私もそう思う。 ところで栗本さんは「天狼」を主宰してミュージカルもやっているのだけれど、最新作「天狼星」のCDというのを聞かせてもらった。作詞作曲もやっているのよね。もちろん、舞台の脚本を書いて演出をするのだし。本当に彼女は多才な人だ。表現したいものがあちこちにあるんだよね。'97
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