たんじょうび の商品レビュー
豊かな国と貧しい国。物が溢れる国と不足している国。 物質的に恵まれている側だから考える。何が幸せか。何ができるか。でも「たんじょうび」にこの内容はキツいなあ。「プレゼント」でよかったな。
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〔民主主義の先進国スウェーデンで副読本として出発したシリーズの1冊。 待ち遠い誕生日、プレゼントをあれこれ想像する楽しいシーンの続いた後に登場する「この子」の写真〕というフレーズに惹かれた。 「パンがないならケーキを」とか言ったらしいマリー・アントワネットは、感性が子どもの...
〔民主主義の先進国スウェーデンで副読本として出発したシリーズの1冊。 待ち遠い誕生日、プレゼントをあれこれ想像する楽しいシーンの続いた後に登場する「この子」の写真〕というフレーズに惹かれた。 「パンがないならケーキを」とか言ったらしいマリー・アントワネットは、感性が子どものままだったのだろうと思う。 “民を思う”ことはしていたようだが、パンがないのにケーキがあるわけないという想像力が働かなかったのだから、子どもじみていたのだろうと思うのだが。 食事を残したら、たまに「ごはんが食べられない子がいるんだよ」という話をする。 言われたほうのコドモは不思議そうな顔をすることが多かったが、インド洋の大津波のニュースをテレビで見聞きしてから、イメージが具体的になったようだ。 本書は、日々のささやかな感動やしあわせを伝えてくれる。
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