血と夢 の商品レビュー
米ソの冷戦の代替として戦火にまみれたアフガニスタンが舞台。 いつものようにアメリカからの依頼で密命を帯びたある日本人が工作要員として現地に乗り込む。 部隊がアフガニスタンだろうが中東だろうが南米だろうがパターンは一緒で最後には全員死ぬ。 ただストーリーはどうでもよくて現地に起こっ...
米ソの冷戦の代替として戦火にまみれたアフガニスタンが舞台。 いつものようにアメリカからの依頼で密命を帯びたある日本人が工作要員として現地に乗り込む。 部隊がアフガニスタンだろうが中東だろうが南米だろうがパターンは一緒で最後には全員死ぬ。 ただストーリーはどうでもよくて現地に起こっていたことを伝えることが作者としては一番大事だと思っていたのではないかと思う。 冒頭にストーリーの中でアフガニスタンの状況説明があるのだが、状況が複雑なため長い。
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中東の情勢が慌ただしい今、とても過去のこととは思えない。人間の生活にこうも差があるのかと愕然とする。銃を規制しない、できない国は不幸であると感じます。
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ロシアの官僚機構の状況をうまくあらわしている。 「技術革新」による 「スクラップ&ビルト」ができない。 そこには、競争原理が働かない状況がある。 つまり、政治による解決である。 権力内部の闘争は、まさに暗湿であり、 そこからいろんな問題が起こっている。 つねに、歴史における個...
ロシアの官僚機構の状況をうまくあらわしている。 「技術革新」による 「スクラップ&ビルト」ができない。 そこには、競争原理が働かない状況がある。 つまり、政治による解決である。 権力内部の闘争は、まさに暗湿であり、 そこからいろんな問題が起こっている。 つねに、歴史における個人の悲劇を作り出す。 イスラム革命の個人の願望ではなく、 「国の建設」「明日をつくる」という気概が、 いつのまにかなくなってしまったロシア。 そして革命的叙事詩ー英雄というものが、 「戦争」の中でしか生まれないこと。 マスメディアから生み出す、 「英雄」は少しずつ形を変えている。 コーランの世界もおもしろい。
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骨太なハードボイルドを読みたくなると,船戸与一さんの本を読む。 この本は前半から中盤の盛り上がりに対し,後半,特にラストがあっけないように感じた。
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