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生きるヒント(5) の商品レビュー

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2024/02/09

作者65歳、1990年代の作品。  ①治らないを認めて、新たに旅立てないか。②振り返り、偲ぶ幸福。③熱さを伝導し、悲を感ずる。④人生で真に守るべきものは何か。⑤眠りにこそ、文化や希望が反映する。⑥孤独と連帯と、微妙なバランスのとれた暮らし。⑦安らかに生きることと、命を永らえること...

作者65歳、1990年代の作品。  ①治らないを認めて、新たに旅立てないか。②振り返り、偲ぶ幸福。③熱さを伝導し、悲を感ずる。④人生で真に守るべきものは何か。⑤眠りにこそ、文化や希望が反映する。⑥孤独と連帯と、微妙なバランスのとれた暮らし。⑦安らかに生きることと、命を永らえること間の深い矛盾のバランス。⑧遊びとか趣味、道楽も生きるうえで大きな力を持つのではないか。ただし、万能薬はない。⑨「生きている」というだけで大したものだ。⑩痛みからは解放された方がいい。⑪秋の魅力、冬の静けさ、即ち老いてからの時期をエンジョイしたいものだ。⑫この本が書かれたのは、阪神・淡路大震災があり、地下鉄サリン事件が起こされた時期。真昼の暗黒とでも形容していいような時代。絶望あっての希望。闇だからこそ光が眩しい。困難を受け入れざるを得ず、その中で生きる道を模索しなければならない。たいへんな時代だ。

Posted byブクログ