ヴァン・ゴッホ の商品レビュー

アントナン・アルトー(著者),粟津則雄(訳者)

アントナン・アルトー…

[文庫ＯＦＦ]

アントナン・アルトーは、狂人になりたかった。ヴァン・ゴッホは、死後の評価とは裏腹に、まさに狂人そのものの人生を送った。この本は、そんなゴッホにアルトーがあこがれ、そのリスペクトをつづった本であり、そこにはなかなかの狂気が顕れている（と僕は思う）あまり楽しく読める本ではないけれど、なにか強いエネルギーを与えてくれる本。

2015/04/15

ゴッホの生涯をアルトー自身に重ねた評論のセンスは好きだけど、アルトーは個人的にはちょっと表現がオーバーかなぁ・・・。難しかったから、なんとも言えないところではあるけど。

2013/07/14

テストに出るというので読んだけど、ううん…難しかった。あと5年ぐらいしたらもう一回読もうとおもいます。

2012/02/19

これはゴッホについての本というより、ゴッホにこと寄せ、
アントナン・アルトー自身が、世に憤懣をぶつけている本でした

2013/03/04

ただもがいている。それも、光りが差す方向も、風のそよぎも、雨の冷たさも、知ったことのない子供のような、そんな風景だった。それは、彼自身が想い描く世界が、核心に恵まれなかった悲劇にも似ている。苦しくて、切なくて、それでも軽やかに見せようとする彼は、とても孤独だっただろうと思った。