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田園とイギリス人 の商品レビュー

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2009/10/04

「庭狂い」という言葉まであるというほどに、イギリス人が庭に熱狂する訳。 そして、庭に反映される“イングリッシュネス(イギリスらしさ)”とは何か。 イギリス留学中に、人々と触れ、イギリスの自然や庭を見た作者が書くイギリス人の自然観について。 うーん。 私は、イギリスに行ったことが...

「庭狂い」という言葉まであるというほどに、イギリス人が庭に熱狂する訳。 そして、庭に反映される“イングリッシュネス(イギリスらしさ)”とは何か。 イギリス留学中に、人々と触れ、イギリスの自然や庭を見た作者が書くイギリス人の自然観について。 うーん。 私は、イギリスに行ったことが無いのでなんともいえないのですが、写真を見た限りでは、日本の風景とどこか似ているなあという印象を持っていました。 そのどこか似ている、という印象は「箱庭のような」部分が、似ているなぁと。 島国同士、こじんまりした印象になりがちなのだろうか、とも思いましたが、それだけではないようです。 イギリス人の古いものを愛し大事にする精神が、近代化が進む中で何とか自然を自然のままで残そうという努力を生み、小規模ではあっても、美しい庭を残していったのだと思いました。そして、古いものを愛すという精神は、日本にも根強くあります(と信じたい) 少し似ている国民性が、印象が重なる自然を生んだのかなぁ。 よく、故郷に似た風景を見ると郷愁で切ないやら愛しいやらどうしようもない気持ちになりますが、私はイギリスの田園風景を見てもそういう気持ちになるのです。 不思議だ。 何かが私の郷愁と合致するのだろうか。 ところで、本文中イギリス人の庭好きの理由がいくつかの文献から引用されているのですが、その中に、 二、細君から逃げ出すため。   | 四、要するに花が好きである。 と、いうくだりがあります。 ええっ そんな投げやりな…(笑)

Posted byブクログ