赤い髪の少女 の商品レビュー

ティム・ウィルスン(著者),岡聖子(訳者)

2009/10/30

　拉致された少女と、拉致した男と、拉致した現場を目撃したものの信用してもらえない女性、監禁している家の隣家の姑。その４人の視点で進んでいくのだが、目撃者の信用されなさが徹底してて、どう解決するのかはらはらした。拉致された少女精神的な闘いは心を打つが、「クリスマスに少女は還える」を読んだ後では、あまりに幼い。
　結末が、ちょっとすっきりしないなぁ。

2011/12/12

ラジオ局のDJサラは、ある晩赤い髪の少女が三人の男に拉致されるのを目撃した。以前から少女の存在が気になっていたサラは、悩んだ末に警察に連絡するが全く信用してもらえない。というのも少女に該当する暴行事件はなく、失踪人届けも出ていなかったからだ。少女の名はアリソン。若者たちは孤独なアリソンに狙いを付けて誘拐し、家の地下室に閉じ込めていた。手錠で繋がれ辱めを受けつつも、アリソンは必死に正気を保とうと努力していた。一方のサラは未だ事件の予感を捨てきれず、独りで少女を捜そうとするが…。

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