心は孤独な数学者 の商品レビュー
時折突如訪れる、筆者自身の旅行記の駄作、乱文のせいで、本作のリズムを壊していることをしっかりと恥じるべきで、てめぇのカースト制度に対する主張云々を読者が期待して、本を手に取ってはいないことを自覚するべきである。文化人を気取るなと言いたい。衒学的というか、知識をひけらかすというか、...
時折突如訪れる、筆者自身の旅行記の駄作、乱文のせいで、本作のリズムを壊していることをしっかりと恥じるべきで、てめぇのカースト制度に対する主張云々を読者が期待して、本を手に取ってはいないことを自覚するべきである。文化人を気取るなと言いたい。衒学的というか、知識をひけらかすというか、ユーモアがないというか、コミュニケーション力がないというか、そもそも人間性を疑うというか、全部ひっくるめて凄絶にダサいのである。読んで、フラストレーションが溜まった稀有な作品である。あなたは数学者であるのだから、数学を汲々と励むべきである。これを見たら、非常に腹を立てられると思うが、ようするに、その才能を無駄にするのは勿体無いと僕は思うのだ。それぐらい中身は素晴らしかった。点数はその一点に捧げる。
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ニュートン,ハミルトン,ラマヌジャンという三人の数学者を訪ねる紀行エッセイ.ハミルトンとラマヌジャンの部分を再読. 軽い筆致だけど,歴史背景や社会背景などもよく調べて書いてある.この三人がどんな「人間」だったか知らない人にはよい本.
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ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンの伝記と著者自身がゆかりの地を巡る旅行記。業績や出来事にのみ焦点を当てるだけではなくその環境の風土、時代性も含め内容に広がりを持っていた点が面白かった。
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重力を発見したニュートン、ハミルトン関数のハミルトン、インドの数学者ラマヌジャンという3人の数学者の足跡をたどり、彼らの生家や育った場所、研究した大学などへ実際に足を運び、そこで聞いたこと、思ったことを書いた本。 半分以上が、インドのラマヌジャンのことだったが、すごい数学者がいた...
重力を発見したニュートン、ハミルトン関数のハミルトン、インドの数学者ラマヌジャンという3人の数学者の足跡をたどり、彼らの生家や育った場所、研究した大学などへ実際に足を運び、そこで聞いたこと、思ったことを書いた本。 半分以上が、インドのラマヌジャンのことだったが、すごい数学者がいたんだということを知ることができた。 試験のためでなく、芸術としての数学を学んでみたくなった。
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数学者の伝記。 そこそこおもしろかったが、もっと個人の奥深くに迫るものを読みたい。 気になった数学者のもっと詳しい伝記を読んでみようと思う。 あくまで、個人的主観だが、この’筆者の本を読んでいると、少し感傷的な部分、もしくは、日本のことになると感情的になるように思う。 もう...
数学者の伝記。 そこそこおもしろかったが、もっと個人の奥深くに迫るものを読みたい。 気になった数学者のもっと詳しい伝記を読んでみようと思う。 あくまで、個人的主観だが、この’筆者の本を読んでいると、少し感傷的な部分、もしくは、日本のことになると感情的になるように思う。 もうちょっと冷徹な筆致で描いてほしい気もする。 文筆家という専門家ではないけれど。
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藤原正彦が、ニュートン、ハミルトン、ラマヌジャンという3人の天才数学者を取り上げ、その故郷などをおとずれ、数学者の目から見た人物像を描く。
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数学者の人生って、本当におもしろいなーって思う。 そんな、伝記集みたいな本。 みんな、永遠の真理を追いかけているからなのか、 猛烈にロマンチックだったりするんだよね。 この筆者・藤原さんの本は、どれもみな読みやすく、 数学に親近感を持てるようになる文なので、好き。
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とりあげられているのは、ニュートン、ハミルトン、ラヌマジャンだが。 インドの奇才ラヌマジャンが好き。 ハミルトンって、誰?
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