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ビジネス裏極意 商神の教え の商品レビュー

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2022/03/20

商売を長く営んでいる店には秘訣がある。「商売の神秘と成功の極意をルポする荒俣宏流ビジネス指南書」と言うように、単なる成功ノウハウ本ではない。 この本は1997年に発行された本だが、今でも存在する老舗が載っている。 どうしてこの本を書くことになったのか気になった。...

商売を長く営んでいる店には秘訣がある。「商売の神秘と成功の極意をルポする荒俣宏流ビジネス指南書」と言うように、単なる成功ノウハウ本ではない。 この本は1997年に発行された本だが、今でも存在する老舗が載っている。 どうしてこの本を書くことになったのか気になった。もともと「BRUTUS」1998年10月15日号から 92年6月1日号まで連載していた文章が土台にある。 バブル崩壊以後の日本産業界のかげりが気になった。日本型経営はガタ落ちで、果たしてこの先、日本商道の伝統は守られるのかと心配したことがきっかけだった。 「千鳥饅頭」と洋菓子「チロリアン」で有名な千鳥屋だが、今に至るまでに長い歴史があった。佐賀県では知らない人はいないと言われる原田菓子屋の方が語っている。 原田屋は創業が寛永7年(1630年)で、焼菓子のルーツとしては、カステラの福砂屋さんと双璧でしょう。(略)こういう古い菓子が今も残っているについては、2つの原因があるんですよ。竜造寺家とマッカーサーです。 竜造寺家は、戦国大名で長崎から佐賀あたりを支配していた。ところが関ヶ原戦いで西軍に味方したので、徳川幕府になると家臣だった鍋島家に奪われてしまった。原田家は長崎で伝授された南蛮の焼き菓子を製造発売する仕事をして、それが本業になった。 マッカーサーについては、農地改革で地主だった原田家は土地を失ってしまう。そこで千鳥饅頭づくりを再開して、福岡に店を出して、ラジオやテレビで宣伝した。この戦略が当たった。 そして、お菓子を進物にしたこともいい方向に進んだ。これまでの高級菓子は、病気見舞いが主で、日持ちがしなかった。しかし、千鳥饅頭は焼き菓子なので、進物に向いていた。 生き残る老舗は何かが違うなあ。 フクスケ、ビリケン、浅田飴、INAX、御木本真珠などいろいろな企業の話が載っていて興味深いなあ。

Posted byブクログ

2019/09/08

“カツカレー"を考案した人、“結婚式"をイベント化した人など、ビジネスの勝者となった人びとを訪ね、そのウラ話や面白話を明かす。日本各地の商いの現場をルポする荒俣流ビジネス書。

Posted byブクログ

2009/10/07

目次 前口上 社員教育のための裏極意指南 第一章 繁栄を招く神々 第二章 元祖・本家ものがたり 第三章 遊びほど金のかかるものはない 文庫版のためのあとがき

Posted byブクログ