薬指の標本 の商品レビュー
「薬指の標本」と「六…
「薬指の標本」と「六角形の小部屋」の2編。小川洋子さんの小説は、静かに濃密な空気に入って行く感覚を味わうことが出来ます。表題の「薬指の標本」ももちろんですが、「六角形の小部屋」もおすすめです。
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とっても静かでゆった…
とっても静かでゆったりとした小説。でも苦しいです。その苦しさを幸せだと感じさせるのが小川さん。
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はじめての小川洋子体…
はじめての小川洋子体験が、この本でした。3年位前に小川洋子さんが何者かも知らずに引かれるように手に取り、読むべき運命を感じました。タイトルの「薬指の標本」では、何かに束縛されることへの安心、喜び、快楽、快感へと変化する、心理が不可逆的にさりげなく進行していきます。とてもシュールで...
はじめての小川洋子体験が、この本でした。3年位前に小川洋子さんが何者かも知らずに引かれるように手に取り、読むべき運命を感じました。タイトルの「薬指の標本」では、何かに束縛されることへの安心、喜び、快楽、快感へと変化する、心理が不可逆的にさりげなく進行していきます。とてもシュールです。すっかり小川ワールドにはまりました。もう一つの「六角形の小部屋」は、じポータブル懺悔室屋さんの話です。自由に自分について自分と語り合うこと。そんなことができます?それを望みます?そんな話です。いづれの話
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依頼があればどんなも…
依頼があればどんなものでも標本にしてしまう、、、現実離れした設定なのですけど感じ方によってはいい本なのかもしれません。 薬指というのがすごくテコになってますね♪
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標本室でのできごと。…
標本室でのできごと。悪い人は出てこないのになんだかみんないい人とも言えない気が。なんでかリアルなのも作家の腕です。好きな人は好きでしょう。
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標本室で働く主人公と…
標本室で働く主人公と、その標本室の標本技術士との間の話。不思議できれい。
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標本室という、特殊な…
標本室という、特殊な空間と静けさが最後まで異様な感じを残し、歪んだ形を見せているように思った。ピンク色のソーダ水、というのが最後までイメージとして残っている。
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オススメは「薬指の標…
オススメは「薬指の標本」かな。こっちのほうが恋愛要素があるかな。気になったのは××が出てないところ、たぶんだけど…。でも気にならない、むしろないほうが良かったのかもしれない。
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そばにはいない、だけ…
そばにはいない、だけど存在だけは強く感じる…小川作品は総じて「かたちあるもの≠存在」なところが味がありますね。小説でしか著せないもの、の描き方をすごくよく知っている人だと思います。フランスで映画化、にもなんとなく納得です。微妙なエロスでいう意味では、邦画では限界があるかと。
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まず題名にひかれた。…
まず題名にひかれた。装丁にもひかれた。そして読んでみて、おおいにひかれた。小川洋子との、最初の出逢い。
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