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鉱物 の商品レビュー

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2023/11/19

根岸鎮衛『耳嚢』より「石中蟄龍の事」 啓蟄以外で初めてこの字使ってるの見たわ。 地中などに潜む龍、とのこと。 あまりにもロマンがある。 田中貢太郎「室の中を歩く石」 なんだかヘンな話で、なんだかすきだな。 こういうのに長野まゆみの「鉱石倶楽部」が掲載されてるの、なんかびっくり...

根岸鎮衛『耳嚢』より「石中蟄龍の事」 啓蟄以外で初めてこの字使ってるの見たわ。 地中などに潜む龍、とのこと。 あまりにもロマンがある。 田中貢太郎「室の中を歩く石」 なんだかヘンな話で、なんだかすきだな。 こういうのに長野まゆみの「鉱石倶楽部」が掲載されてるの、なんかびっくりだな。 まあ正に長野まゆみでございって感じで好きだが。 塚本邦雄「青晶楽」 な、なんだこの読書体験は……。 なんていうんだ、こういう散文は……。 これが、塚本邦雄……。

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2015/10/24

2015年9月22日読了。 読んだことのあるものの収録も多かったけれど、とにかく、とても魅力的な一冊であった。

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2014/10/06

石の夢(澁澤龍彦) ☑貝の火(宮沢賢治) ☑水晶物語(稲垣足穂著) 異石(杜光庭『録異記』 岡本綺堂訳) 石髄の話(葛洪『神仙伝』 飯塚朗訳) 狐の珠(戴孚『広異記』 前野直彬訳) 石を愛する男(蒲松齢『聊斎志異』 増田渉訳) 巡礼のひとりごと(ヴォルケル 栗栖継訳) 石の女(ピ...

石の夢(澁澤龍彦) ☑貝の火(宮沢賢治) ☑水晶物語(稲垣足穂著) 異石(杜光庭『録異記』 岡本綺堂訳) 石髄の話(葛洪『神仙伝』 飯塚朗訳) 狐の珠(戴孚『広異記』 前野直彬訳) 石を愛する男(蒲松齢『聊斎志異』 増田渉訳) 巡礼のひとりごと(ヴォルケル 栗栖継訳) 石の女(ピエール・ド・マンディアルグ 生田耕作訳) 食べる石(種村季弘) 産む石(種村季弘) 石中蟄龍の事(根岸鎮衛『耳嚢』 須永朝彦訳) 懐中へ入った石(『梅翁随筆』 須永朝彦訳) 動く石(柴田宵曲) 室の中を歩く石(田中貢太郎) サファイア(寺山修司) 水晶の卵(ウェルズ 小野寺健訳) 博物誌より(プリニウス 佐藤弓生訳) フォシオログスより(作者不詳 梶田昭訳) 雲根志より(木内石亭 須永朝彦訳) ☑鉱石倶楽部より(長野まゆみ) 白描・白描以後より(明石海人) 青色夢硝子(加藤幹也) 馬鹿石、泥石(サンド 篠田知和基訳) 妖気噴く石(石上堅) クマルビの神話(矢島文夫) 岩(オマハ族の歌 金関寿夫訳) 石の花(日野啓三) 石の言語(ブルトン 巌谷國士訳) 鍾乳石(ガスカール 有田忠郎訳) 黄銅鉱と化した自分(池沢夏樹) 断片・続断片より(ノヴァーリス 飯田安訳) 石(西条八十) ファルンの鉱山(ホフマン 種村季弘訳) 山の親方(バジョーフ 佐野朝子訳) 青晶楽(塚本邦雄) 解題(高原英理)

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2012/12/26

「鉱物」をテーマにした文学を集める。石・宝石・結晶などの無機物たちの愛と憧憬を描いた随筆、博物誌、神話・伝話・民間伝承、怪談奇談、思想・随想、小説、詩歌等、古今東西36作品を紹介。

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2012/04/20

「鉱物」についての古今東西の小説・随筆・詩などを集めた本。 企画展とか、「印象派」だとか「ゴッホ」の作品ばかりを集めたものより、「人間」とかについて、テーマ別にごったに集めているものがすき。 ただあまりそういう展覧会はないのだが。 というのも、全部調べるキュレーターの苦労...

「鉱物」についての古今東西の小説・随筆・詩などを集めた本。 企画展とか、「印象派」だとか「ゴッホ」の作品ばかりを集めたものより、「人間」とかについて、テーマ別にごったに集めているものがすき。 ただあまりそういう展覧会はないのだが。 というのも、全部調べるキュレーターの苦労が大きいからだと思う。 一回授業で、仮想展覧会のキュレーターのレポートがあって、そいうテーマを選んだんだけど、世界中から集めるのはつらかった。国宝とかばんばんもって来ちゃったし。 このシリーズは、若干偏りがあるけど、1世紀のローマの博物誌から現代日本人の小説まで、とてもがんばって載せている。 今から10年前の本なのかぁ。 ①全く違う時空に存在しながらも、 隣のページに載せられることで、 「鉱物」に対する人間の共通の考えや恐れが、面白いほどみえてくるのだ。 ②これに載っていなければ知らないような、昔の人の作品や今の人の作品が読める。 ③偏りがあるといったのは― ちょっとロマン主義的かな? 文学と科学の融和なんだけど。 まゆつばな科学のことが美しく書かれている、というか。 きれいな公園か、コンクリートのオアシスかなんかで一気に読まないと大変な本です。 ながーいし、現実離れしていて。 でも読んだあとなんとも言えぬすてきな気分になるから、このシリーズはすきなのです。

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2010/11/26

鉱物をテーマとした全集。 澁澤龍彦の「石の夢」をはじめ、鉱物に関するあらゆる文章が集められてます。 幻想文学もあれば鉱山見学の随筆もあり、博物誌もあり伝説もあり神話もあり…。 いろんな文章をざざっとなめたい時におすすめ。

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2010/03/17

石や鉱物・鉱石にまつわる世界各国の短編をまとめたもの。 鉱石の滑らかな表面や、透明さ、輝きなどが好きで好きでたまらないあなたにおすすめです。

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