東南アジア四次元日記 の商品レビュー
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宮田節全開。 やっぱりこの方の語り口は面白いです。 アジアを知っている人であれば、宮田さんの見てきた風景を「あるある!」と共感しながら読めるはず。 肩肘張らず、文化や宗教のお勉強という堅苦しい考えも持たず、ゆるりとそれぞれの地域の空気を感じたい時には良い本です。
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面白かった。 10年勤めた会社をやめてアジアへ旅立つ。面白いものオカシナものを求めて歩く。 この人の旅行記って前回読んだ「四国~」でもそうだったけど、その感性をうまく文章にしていて、プッと噴き出したりするけど、特に耳より情報もお得情報もない。それがいいみたい。 でもそんなことないか。 ミャンマーをはじめとするアジア各国に不思議な仏像やセメント像があることの不思議を、今回初めて知った気がする。 知ったはずなのに、読み終わった途端、知らなかったことにしちゃおうかなーって思うマジックがこの本にはある。・・・あるか?
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星四つ…ってほどでもないんだけど(笑) でも三つじゃなあ… あ、星じゃなくて、座布団なんだよ、感覚として。 座布団だったら10枚進呈(爆) 宮田珠己のふざけたやろう感炸裂の一冊です。
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放浪のために会社を退職した元サラリーマンが部屋をひきはらって出発した約半年にわたる東南アジア横断の旅。香港からホーチミンにとび、べトナム南部からカンボジアへぬけ、それからベトナム北部にもどり、北上してラオスからミャンマー、そして空路でバンコクへわたり、そこから陸路でマレー半島を縦...
放浪のために会社を退職した元サラリーマンが部屋をひきはらって出発した約半年にわたる東南アジア横断の旅。香港からホーチミンにとび、べトナム南部からカンボジアへぬけ、それからベトナム北部にもどり、北上してラオスからミャンマー、そして空路でバンコクへわたり、そこから陸路でマレー半島を縦断、最後はシンガポールへ。タイの地獄寺ワット・ファイロンフアやべトナムの盆栽ならぬ盆景、翼のあかいアポロの塔が建つなぞの宗教施設、カンボジアの世界遺産アンコールワットやミャンマーの聖なる山マウントポッパ、香港とシンガポールのタイガーバームガーデンなど、変なものだけみてまわった、無駄に詳細な観光ガイド&エッセイ。わたしは年々、過剰に意識して書かれたおもしろ文体、力みまくった偽装脱力文法をすごい勢いで受け付けなくなっているのだけれど、ひさしぶりに読んでみたらこれはおもしろかった。つまり、以前は文章が鼻についてなんともいえない微妙な気分になったということだが、どういうわけだか2度目はあまり気にならなかった。いたるところに差し挟まれるウケをねらった描写はあいかわらずいちいちいやらしいのだけれど、ときどき声をあげてわらってしまう。この心境の変化はなんなのだろう。しばしかんがえてみたがよくわからない。
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宮田 珠己氏のファンとしては、 逃せない初期の著作。 おもしろかった。 真面目に読んでるのに気がつくと著者のペースで笑ってしまったりする。 冷静に淡々といつの間にか宮田ワールドに引き込まれてしまう。 そういうところが癖になる。 今回の舞台は東南アジア。 ホンノン...
宮田 珠己氏のファンとしては、 逃せない初期の著作。 おもしろかった。 真面目に読んでるのに気がつくと著者のペースで笑ってしまったりする。 冷静に淡々といつの間にか宮田ワールドに引き込まれてしまう。 そういうところが癖になる。 今回の舞台は東南アジア。 ホンノンボやゲイ・フェスティバルの話など、 とてもB級で楽しい。
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◎第3回(2007年)酒飲み書店員大賞。 2009年8月5日(水)読了。 2009−76。
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「わたしの旅に〜」の方がジェネラルで読みやすくて笑える。こっちは東南アジアに興味がないとそれほどかも。しかしながら楽しく読了。081123
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東南アジア各地の脱力系宗教スポットを探索するという、酔狂な旅を続ける著者の貪欲な好奇心にはあきれるばかり。脱力の連続に笑わされるうちに、「人はなぜ旅をするのか」なんていう根源的な問いかけもあらわれる本書は、単なるエンターテイメントを越えた深い一面も持っている。
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旅好きでない人でもお勧めの本。バックパッカーの書く本はうんちくが多くていかにも「俺スゲー」的なのが多いけどそういうのは一切無くあるがままのアジアを斜め上の視点から描写している
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