冬の巡礼 の商品レビュー
舞台は北国。季節は冬…
舞台は北国。季節は冬。鈴木克宏は、謎の死を遂げた板倉光弘の厳冬の故郷を訪れる。「お袋に届けてくれ」死んだ鈴木に宅された位牌を持って。「厄介なものを預けてくれたなあ。本当はこんなもの、さっさと引き渡して帰りたいんだ。けど、すっきりしないんだよな。あんたの死に方とおんなじさ」。危険な...
舞台は北国。季節は冬。鈴木克宏は、謎の死を遂げた板倉光弘の厳冬の故郷を訪れる。「お袋に届けてくれ」死んだ鈴木に宅された位牌を持って。「厄介なものを預けてくれたなあ。本当はこんなもの、さっさと引き渡して帰りたいんだ。けど、すっきりしないんだよな。あんたの死に方とおんなじさ」。危険な遺品となる「位牌」を前に鈴木がつぶやく。いよいよ作者の清水節ハードボイルドの始まりである。降る雪のように、林をぬける風のように、埋もれ押し流されてしまった板倉の過去をさかのぼり、掘り起こしていく鈴木。死んだ板倉を取巻く女たち。厳冬
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坂倉は「おふくろに届…
坂倉は「おふくろに届けてくれ」と言葉と共に位牌を託し、謎の死を遂げた。受け取った克宏は届ける為に故郷へ向かうが・・・。
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シミタツとしてはどうなのかな?内藤陳さんが絶賛しており好きになった作家だが、この作品は、シミタツ節が所々あるが、中味が薄い。 古本屋で初期の作品を買ったので、また楽しみたい、
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図書館で。 いやぁ、寒そう。高山の方って雪がすごいんだなぁ… 主人公は農業で鍛えているからか、子供の頃の山の知識があるからかまあスゴイ強行軍を突破するもんだなぁ。運動不足の自分なんか読んでいるだけで恐れおののいてしまいました… それにしても追手が娘の方にかからなかったのは良かっ...
図書館で。 いやぁ、寒そう。高山の方って雪がすごいんだなぁ… 主人公は農業で鍛えているからか、子供の頃の山の知識があるからかまあスゴイ強行軍を突破するもんだなぁ。運動不足の自分なんか読んでいるだけで恐れおののいてしまいました… それにしても追手が娘の方にかからなかったのは良かったけど… 接触が無かったから、ということなのだろうか。そしてその後納骨に行ってあらまぁこんなところにこんなものが!と発見する流れになるのだろうか…? それにしてもあからさまに罠にかかりに行っているような主人公の最後の行動にはちょっと疑問。保険で社長に連絡の一本も入れているのかと思ったらそうでも無かった。あそこで雪崩が起きなかったら確実に殺されていたろうに… とは言え何のかんの言いつつ面白かったです。やっぱり愛想の良い訳アリの女ってのは危険って事だな、ウン。
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「おふくろに届けてくれ」坂倉博光は、そう言い残して数日後、謎の死を遂げた。託されたのは位牌だった。鈴木克宏は遺言めいた品物を手に、坂倉の故郷を訪れた。ところが、そこで予期せぬ危険に晒される。鈴木は位牌に秘められた謎を求め、坂倉の過去を辿っていくのだが...。一度かぎりの過ちで滅び...
「おふくろに届けてくれ」坂倉博光は、そう言い残して数日後、謎の死を遂げた。託されたのは位牌だった。鈴木克宏は遺言めいた品物を手に、坂倉の故郷を訪れた。ところが、そこで予期せぬ危険に晒される。鈴木は位牌に秘められた謎を求め、坂倉の過去を辿っていくのだが...。一度かぎりの過ちで滅びていく男たち。数え切れない哀しみを耐え忍ぶ女たち。立ちこめる雪煙の中で、人生を捨てた男が策謀の渦に身を投じていく長編ハードボイルド。
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