星は、昴 の商品レビュー
「星は、昴」「コズミック・ピルグリム」はまあ読めるが、あとはちょっとアホらしくてやめた。情報の理解に根本的なまちがいがあり、ハードSFとも言えないと思う。情報というのは物質の状態であって、ここで書かれているように物質を離れて簡単に扱えないと思う。量子力学とかつかうなら、そこを解決...
「星は、昴」「コズミック・ピルグリム」はまあ読めるが、あとはちょっとアホらしくてやめた。情報の理解に根本的なまちがいがあり、ハードSFとも言えないと思う。情報というのは物質の状態であって、ここで書かれているように物質を離れて簡単に扱えないと思う。量子力学とかつかうなら、そこを解決して欲しい。中国もの「時の檻」「道の道とすべきは」も自ら出版社にすりよったと書いているが、中国思想の不勉強でちょっとイタいし、何より登場人物がモノローグばかりで行動しないので、面白みにかける。 表題作はよい。
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宇宙SF短編集。表題作が素敵で一番好き。 中国xSFみたいな作品もあって、作品自体は古いけど新しいなと。
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科学的要素を余り深く掘り下げない、読みやすいSFかと思いきや、 著者の思想と云うか、信仰?みたいな物が入り組んだ短編集。 表題作「星は、昴」は最たるもの。 人は死んで星になるとか言霊とか、 とてもロマンチックだなと思いました。 個人的には「敗戦の将~」がお気に入り。 高座でやった...
科学的要素を余り深く掘り下げない、読みやすいSFかと思いきや、 著者の思想と云うか、信仰?みたいな物が入り組んだ短編集。 表題作「星は、昴」は最たるもの。 人は死んで星になるとか言霊とか、 とてもロマンチックだなと思いました。 個人的には「敗戦の将~」がお気に入り。 高座でやったら面白そう。SF落語。
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楽しみだった古い短編集。期待通りでうれしい。 まずは「フライデイ」。知的生命体の盛衰は情報の総数で決まるというユニークな設定でのお話。時間まで遡るというのはできすぎではあるが、それでもおもしろい。一種のファースト・コンタクトものと考えてもいいだろう。 続く「私の宇宙」も...
楽しみだった古い短編集。期待通りでうれしい。 まずは「フライデイ」。知的生命体の盛衰は情報の総数で決まるというユニークな設定でのお話。時間まで遡るというのはできすぎではあるが、それでもおもしろい。一種のファースト・コンタクトものと考えてもいいだろう。 続く「私の宇宙」も連作っぽいファースト・コンタクトもの。でも、少しこなれていない感じで南海というかわかりづらいのが惜しい。 同じシリーズに属するのが「コズミック・ピルグリム」で、コンピューターがファースト・コンタクトするってな感じ。だんだん眉唾になってくるなぁ。 そして、脱力系「敗軍の将、宇宙を語らず」。面白くないな。本命の表題作「星は、昴」は科学的な部分はないけれど、人は死んで星になるという叙情的なところが泣かせる。野郎しか出てこない(よく考えると作者の作品はこの傾向が強く、私はその辺-下手に美女が出てこない点-が気に入っているんだが)けれど、いい話だ。 タイトルに期待が持てる「時の檻」なんだが、テーマは理解できるのだが、小説として面白くない。惜しいなぁ。 「道の道とすべきは」という老子が主人公のお話は軽くて面白い。生身の肉体を得たり、情報として自身をコピーしたりと、やりたい放題なんだが、なんだか許せる感じがある。でも、SFっていいにくいなぁ。 次の「ホーキングはまちがっている・殺人事件」はまさに脱力系なんだが、ホーキング宇宙論ってなんあんだってな感じが良く出ていて楽しめる。逆に言えばホーキングを知らないと全くの駄作だ。 クラークのような宇宙に大風呂敷を広げる「星殺し」は視点が大きく面白い。でも、その知性体が戦争はないだろうなと思うとしらけるね。それはラストの「猟犬」も同じ味。おもしろさが見えなかったな。 ま、前半部分がとても良かったので☆3つとしよう。
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「谷甲州という名には、かって女人禁制だった頃の高野山のような響きがある」という巻末の水樹和佳のエッセイの出だしに大爆笑してしまった。ふと思ったけどハルヒの長門周りはこれが元ネタなのかしら。
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