西の善き魔女(1) の商品レビュー
空色勾玉と比べると少し見劣りしてしまう感じがあった。 『西の善き魔女』は知識の幅よりも想像の幅の方が広い気がして若干の不安定さをもってるようだ。 勝ち気で夢みがちな主人公は、今思うと赤毛のアンと似てなくもない…かも。 まだ話は始まったばかりなので続きがどんな展開になるか楽しみ。
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まずは物語のオープニング……というところ。 最初は主人公である「フィリエル」が「魔女」なのか、と思ったんですが、そういうわけでもなさそう。 でもやっぱり、こういう方は好きではないのだけれど。 「ラノベ」らしく主人公にはちょっと特殊な生い立ちが隠されていた……話。 こうじゃなきゃ物語は始まらないよ! でも、ここからが問題で。 いきなり、かなりのピンチに立たされる主人公。 というよりも、かなり陰謀渦巻くものがありそう。 個人的には、ルーンとユーシスがどうなっていくかがとてつもなく楽しみなんです。 僕の個人的な思いとしてはかなりユーシスの方が好きなんですが(どうやら、彼からはへたれな匂いがぷんぷんしてる)。 王道的にはルーンとフィリエルがつっくつのがそうな気もするんですけど。 ユーシス好きとしては、ユーシスにも幸せになってもらいたい! この辺りが、とっても微妙な乙女心だったりする訳ですw(ぇ) 脇役がとっても素敵だと思うんだ。 一応、字書きの端くれになってしまったから、ついついこの先の物語がどうなっていくか……なんて、考えちゃうのだけれど。 アデイルに女王になってもらうのもいいけど……やっぱり、王道としてはフィリエルなのかしら?? とか、いろいろ考えるんですよ。 もしくは、フィリエルが一番だと皆が思うけど、フィリエルが辞退する……とかね。 けど、それもそれでちっともおいしくない訳です。 個人的には、かなりアデイルも好きなので。 二番手でアデイルがなった的なケチの付き方も嫌だったり…… 登場人物が魅力的なのは、とてもいいことだと思います。 なるべく早く、続きを買って読もうと思いました。
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ずっとずっと気になってたシリーズをやっと読み始めました。 魔女、と付くからには王道の「剣と魔法と騎士と」みたいなのを想像していたのですが、魔法ものではないようですね。王宮とかの権力闘争も楽しめる本格ファンタジーの予感です。 「物語の醍醐味が十二分に詰め込まれた極上のストーリ」と銘打ってるだけあって、最初から怒涛の展開に引き込まれました。世界観も独特で、まだまだ開かされていない部分も多いのですが、するすると読めます。この辺の安定感はさすが荻原さんと言ったところw和風だけでなく西洋ファンタジーもこんなにお上手なのだなぁと。 フィリエル含め登場人物がとても魅力的ですね。 逆境でも決して諦めない、変に飾ったりしないフィリエル。こういうキャラは一歩間違えると偽善者っぽくなってしまう気がするのですが、そんなところはちっともなくて自然で凛としています。アデイルも高貴な身分なのに、ちっとも気取らずお茶目で天真爛漫。ホーリーおばさんの肝っ玉母さん加減など女性たちはみんなとても強くてしなやかで素敵です。 そして忘れてはいけないのが男性キャラ。 偏屈ででもちゃんと優しいルーン。学問に夢中で色々無頓着なのに眼鏡外したら美少年、とかもう犯罪でしょう(ぇ 身内でどこかお兄ちゃんのような彼はフィリエルにとって本当に大切な存在なのだなと思わずにはいられません。 融通が効かなくて涙に弱いユーシス。彼の真摯さと言うか一途さは本当に胸キュンです。美形でちょっと不器用で。少女漫画のお手本のようなキャラクターですね。うーかっこいい。 二人ともちょっとヘタレな感じはしますが、かっこいいですね。何となく初っ端から三角関係の予感ですので、今後に期待大です!
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「あたしたちは、狼のお腹のなかから出てきたようなものよ、おかみさん。それだけ賢くなったし、もう二度と食われてはならないこともわかったの。強くなれるわ、きっと。めでたしめでたしの結末まで、きっとがんばっていけるわよ」 前から読みたい読みたいと思っていたシリーズ! 大人向けの書棚に...
「あたしたちは、狼のお腹のなかから出てきたようなものよ、おかみさん。それだけ賢くなったし、もう二度と食われてはならないこともわかったの。強くなれるわ、きっと。めでたしめでたしの結末まで、きっとがんばっていけるわよ」 前から読みたい読みたいと思っていたシリーズ! 大人向けの書棚にあるのに、内容は、ティーンズ向けかなぁ。 さらりと読めてしまいましたよ。 そして、この1冊は、序盤でしかないという事実・・・ ここから、ガンガン読んでいくぜ!! 主人公のフィリエルは、ちょっとお友達になりたくないタイプ・・・ 向こう見ずな性格すぎて、なんだかなぁ・・と呆れてしまう。 そういや、荻原作品、RDGも、未だ泉水子に共感できないや。 これから物語を読み進めていくうちに、共感できるようになるのかな。 それよりも、フィリエルのいとこのアデイル、彼女のキャラがよかったー! お嬢さまなのに、血気盛んで、潔くって、凄く好き。 さらに、同人誌書いてたり、BL好きだったり、、、 こういうの、好き! 彼女見たいのとても好き!! なので、もちろん2も読んでいきます。 これからの展開、どうなるのかなぁ。。。 【9/9読了・初読・市立図書館】
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『ファンロード』の本ページで紹介されていたので、三洋堂で買った。 初めての荻原作品がこれだった。 最初は、中扉カラーと1章表紙のまつ毛バサバサに若干失敗したかな…と思った。だがあっという間にストーリーの面白さと文章のうまさにはまった。 ファンロードの紹介文は、「無愛想で不器用で実は美形な黒髪眼鏡少年が見たいアナタはぜひ」ってな内容だったと思う。 その内容通り、ルーンにはまってしまった…賢くて、かたくなで、ほそっこいけど少年らしい面も持ち合わせていて。 フィリエルも、行動力がぶっとんでいて、考え方が潔くて、一本筋が通っていて読んでいて気持ちの良い主人公で大好きだった。 そして、この2人は個々でいるよりも2人揃った時の魅力が素晴らしいと思う。お互いを大事に想っているのがすごく伝わってくる。フィリエルが困難に立ち向かうのも、ルーンが自分の身をかえりみないで無茶するのも、全部相手のため。 その他の登場人物もキャラ立ちまくってて良かった。 最初から最後まで楽しんで読める小説ってあまりないと思う。どこを読んでも楽しめる度100%というか…。 2章の挿絵がよかった。ルーンが禁書を燃やすのをいやがって、フィリエルがそれを叱咤している絵。 牛島版は、こういう一歩引いた絵が多くて好き。作品内容の解釈も独特(2巻の2・3章表紙とか)。
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古いほうの挿絵の本がほしくて、某古本屋を周りまくって発見した時は泣きそうなほどうれしかったです。 これはどこに向かっていくの~。と思いながら読み続けるお話。 荻原さんのお話っぽく、女の子がみんなたくましい!
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荻原先生のライトノベルは無茶苦茶おもしろいです!勾玉三部作を読むとびっくりするかも。ルーン(黒髪眼鏡過去あり美少年)がたまらなく好きです。
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あんまり懐かしいから☆1増し。 ラノベのりな設定だけどストーリーがある程度しっかりしてるので読めます。 にしても、もう一歩でラブストーリーになり得ると思う。
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西洋系のファンタジー。 最初ルーンのイメージがどうしてもハリーにしか見えなかったんですが。だんだんカッコよくなってきます。そして主人公のフィリエルがびっくりするぐらい真っ直ぐで可愛い。 ファンタジー好きの人は全部読んだら好きになれるかと思います。
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1〜5巻+外伝3巻を読みました。 この物語が楽しめるかはどうかはルーンが好きになれるかどうかにかかってるかも。 好きになれないと、主人公の行動・思考がイチイチ納得できないままで どーも釈然としないまま話が進んでいく感じ…。 あと、外伝3が一応本編の続編のような位置づけですが、 ど...
1〜5巻+外伝3巻を読みました。 この物語が楽しめるかはどうかはルーンが好きになれるかどうかにかかってるかも。 好きになれないと、主人公の行動・思考がイチイチ納得できないままで どーも釈然としないまま話が進んでいく感じ…。 あと、外伝3が一応本編の続編のような位置づけですが、 どーにも消化不良というか物足りない印象が拭えませんでした。
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