白昼堂々 の商品レビュー
周囲から愛されまくる主人公、と思っても無条件に与えられる筈の愛情は不足しているから釣り合いは取れてるのかな、と。同類ではないだろうけど、氷川との幸せを願いつつ、それよりも凛一が長生きできますように、と。そっちの方が心配。再読です。
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1976年初冬。由緒ある華道家元の若き跡継ぎである原岡凛一は、従姉・省子の男ともだちだったアメリカンフットボール部のエース氷川享介と出逢う。その邂逅が、やがて二人の運命を変えていくことに…。冬から春、やがて夏へと移ろう季節の中で、彼等の思いはどこへ向かうのか。凛一の希みは叶えられ...
1976年初冬。由緒ある華道家元の若き跡継ぎである原岡凛一は、従姉・省子の男ともだちだったアメリカンフットボール部のエース氷川享介と出逢う。その邂逅が、やがて二人の運命を変えていくことに…。冬から春、やがて夏へと移ろう季節の中で、彼等の思いはどこへ向かうのか。凛一の希みは叶えられるのか。少年たちの切ない恋を描く好評シリーズ第一弾。 (文庫版BOOKデータベースより) *** 男性同士の恋を描いた、いわゆるBL…というか、耽美…といった感じのお話。 主人公・凛一はまさに“名は体を表す”といった感じ。 普段、登場人物の名前ってそこまで意識しないんですが、彼はイメージにぴったりで良かったです。 長野さんの本は2作目なんですが、なんとも言えない、独特な雰囲気を感じます。 他の人が描いたらこうはならない様な、捉えどころのない感じ(良い意味で)。 言葉づかいとかも好きです。(『じゃ』と書くところを『ぢゃ』と書くのはなれませんでしたが…。) というわけで、まだこの話の輪郭を掴めていない気がするので、シリーズを読んでいきたいと思います。 以下続刊。 「紺碧」 「彼等」 「若葉のころ」
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読んだ時期が時期だった所為か、一生忘れられない手放せない作品。 中2のころ、熱病に侵されたかのように長野まゆみを読みあさっていて… 周囲もやたらとのめり込んでいた。流行っていたんですよね。 「超少年」や「千年王子」が大人気だったけれど 私は断然白昼シリーズ。 もう、私の青春と言っ...
読んだ時期が時期だった所為か、一生忘れられない手放せない作品。 中2のころ、熱病に侵されたかのように長野まゆみを読みあさっていて… 周囲もやたらとのめり込んでいた。流行っていたんですよね。 「超少年」や「千年王子」が大人気だったけれど 私は断然白昼シリーズ。 もう、私の青春と言っても過言ではないほど白昼の世界に没頭し、 絶対いつか京都に住もうと思いましたが未だ叶わず…。 読めば読むほど繊細な世界観と軟弱な(笑)主人公と氷川の天然俺様節にニヤニヤしてしまいます…^^何回読んでも良い。 白昼シリーズは年に2回必ず読破しています。
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作品中を漂う穏やかな雰囲気が好きです。 儚げでいて芯は強い…凛一は好みの少年タイプのひとつです。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-38.html
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久しぶりに読み返してみた。 やっぱり、一般文芸に混じってると私は違和感を覚える。もろBLですものね…。 表現がとても好きです。 登場人物は、千尋さんも好きですが、景子も好きだなー。 メインの凛氷川よりも、サブキャラが素敵で目がいってしまいます。
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少年愛は長野まゆみ作品のお約束ですが、やっぱ白昼堂々シリーズ。わたしはとりあえず氷川と凛一に幸せになってもらいたい。 なんかもうもどかしくってじたばたする…そこが良いんだけど。とりあえず世の中もっと自由になれ、と常々思う。
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http://tukiyogarasu.blog80.fc2.com/blog-entry-151.html
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ハードカバーのBL、だと! 中学生のとき衝撃を受けた作品。 いつか欲しいなぁ、とぼんやり思っていて、図書館で借りて再読して思わず買ってしまいました。 凛一さんと周囲の悪い大人と氷川さんのやりとりがたまらなく好きだなぁ。
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長野まゆみさんの作品は小中学生の頃によく読んだ。 少年シリーズとかも好きなのですが、これは何回も繰り返して読んだ。 言葉が奇麗なのと、少年が奇麗なのと、オブラートに包みまくったあれやこれやが、多分、アタシは好きなんだと思う。
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すべてはここから始まった。 自分の小説の原点かなぁ。 でてくるお菓子やら小物やらがやたらと綺麗。 長野氏の描く女の人が素敵なのは、この辺りから。
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