家族趣味 の商品レビュー
そこそこ出世した旦那に健康な息子を持ち、 仕事も順調にこなす奔放な女性。 すべては趣味と言い切りながら、 次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく表題作。 すべてが思い通りにうまくいっていると感じ、 自分は自分で楽しく過ごして誰にも迷惑かけてないじゃない、 それぞれが自立した家...
そこそこ出世した旦那に健康な息子を持ち、 仕事も順調にこなす奔放な女性。 すべては趣味と言い切りながら、 次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく表題作。 すべてが思い通りにうまくいっていると感じ、 自分は自分で楽しく過ごして誰にも迷惑かけてないじゃない、 それぞれが自立した家族でいいじゃない、 というスタンスが少々自分の価値観と通ずるところがあり、 衝撃の結末に恐ろしくなってしまった。 実は家族には心のつながりがなかったことを突きつけられショックを受けたとき 結局年下の男に走って気を紛らわすなんて。 端から見ているとその情けなさが分かるのに、 自分にもそういった要素が潜んでいるのは間違いなく。 振り返ると恥ずかしい自分がいる。自分を律することって大切だ。 ほか、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、 少年の底知れぬ不可解さを描いた「デジ・ボウイ」など、短編が5作。 日常を過ごすなかで、いつ道を外れるかわからない裏表の恐怖がにじみ出ていた作品だった。
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実際に読んだのは単行本なので少し違いますが、写真がないと寂しいのでこちらを載せることにしました。 読み終わった感想は「怖い」です。ちょっと大袈裟に書いてる部分もあるだろうけど大なり小なり似たようなことはあるかもしれないなと思いました。1番悲しく切なかったのはデジ・ボウイですね...
実際に読んだのは単行本なので少し違いますが、写真がないと寂しいのでこちらを載せることにしました。 読み終わった感想は「怖い」です。ちょっと大袈裟に書いてる部分もあるだろうけど大なり小なり似たようなことはあるかもしれないなと思いました。1番悲しく切なかったのはデジ・ボウイですね。生きることの素晴らしさを知って欲しかったなと思います。私は生きていればきっと楽しいことも幸せなことも巡ってくると思う人間です。もちろん悲しいことも辛いこともあるけれど、それがあるから楽しさや嬉しさを感じるのだろうとも思うのです。いや、そう思わないとやってられないと思うことも実際にはあるんだけど。だからこそこのままじゃ終われないなんて思うことも。もしも息子がこんな風に生きていくのなら辛い。そう思います。
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内容(「BOOK」データベースより) 人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。私の仕事も順調だ。そして、恋も…。次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は?表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅...
内容(「BOOK」データベースより) 人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。私の仕事も順調だ。そして、恋も…。次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は?表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、少年の底知れぬ不可解さを描いた「デジ・ボウイ」など、日常に潜む狂気を抉った直木賞作家の傑作短編5編。 内容(「MARC」データベースより) 僕には緑色の血が流れてる…。救いようのない"時代の病理"ゆえの悲劇。「都会人の異常な心理」(アーバン・シンドローム)を巧みに描いたサスペンス。* --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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◆あらすじ◆ 人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。 私の仕事も順調だ。そして恋も……。 次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は? 表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、少年の底...
◆あらすじ◆ 人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。 私の仕事も順調だ。そして恋も……。 次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は? 表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、少年の底知れぬ不可解さを描いた「デジ・ボウイ」など、日常に潜む狂気を抉った直木賞作家の傑作短編5編。
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肝心の「家族趣味」だけはなんだかあまり響いてこなかったけれど‥。 なんてすごいの乃南アサ!! あたし飽き性なので、ふだん本は一度に何冊か並列して読むんです。こういう短編集なんかは特に。 ‥なんだけど、 一気に全部読んでしまった‥ 「忘れ物」のトリックが見破れません...
肝心の「家族趣味」だけはなんだかあまり響いてこなかったけれど‥。 なんてすごいの乃南アサ!! あたし飽き性なので、ふだん本は一度に何冊か並列して読むんです。こういう短編集なんかは特に。 ‥なんだけど、 一気に全部読んでしまった‥ 「忘れ物」のトリックが見破れませんでした‥お恥ずかしい‥ 個人的に「デジ・ボウイ」がオススメです
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乃南さんの短編集。個人的にハズレなし。ちょっとずつ世界とずれていって、崩れていく様がうまい。実際こうなんだろうな。ありふれた風景の中に潜んでいる罠。自分が見る世界と他人が見る世界の違い。ずれ。自分が見てるもの、感じていること。どこまで他人と共有できてるんだろう。
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2007/5/24読了。短編集ですが、日常の中から生まれながら非日常を見事に描いたミステリーの集成です。
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短編集。魅惑の輝きは、我が身を振り返る。デジボウイがいちばん好きで、最後は本当に泣いた。彼女の短編集の中でいちばん秀逸だと思っています。
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内容(「BOOK」データベースより) 人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。私の仕事も順調だ。そして、恋も…。次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は?表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑...
内容(「BOOK」データベースより) 人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。私の仕事も順調だ。そして、恋も…。次々に年下の男性との不倫関係を重ねてゆく、奔放な主人公を待ち構えていた運命は?表題作をはじめ、宝石にとり憑かれた女の破滅的生活を追う「魅惑の輝き」、少年の底知れぬ不可解さを描いた「デジ・ボウイ」など、日常に潜む狂気を抉った直木賞作家の傑作短編5編。
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表題のお話しは、家族趣味っちうより、趣味家族なはんて感じなのよねぇ。 このお話しの主人公のような方は、多いんじゃないかしらねぇ。 miti的には『デジ・ボウイ』がダイシキなのねぇ。泣いた!んふう。
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