発生学アトラス の商品レビュー

ウルリッヒドレーブス(著者),塩田浩平(訳者)

2015/06/25

病理で胎盤組織を診断する機会があり、久々にこの本を手にとりました(2015/6/25)。胎盤関連疾患だけでなく、先天性疾患を理解するには正常の発生を正しく理解する必要性を強く感じます。

シンプルな解説と沢山の挿絵が特徴的で、個人的に好きな本です。特に、外肺葉・内胚葉・中胚葉・母体由来組織を色分けした図は視覚的にとても理解しやすい。体腔、胎児循環もオススメです。

現在は使用しないような古い専門用語が使われていることがあるため、この点は注意が必要。