すぐれた意思決定 の商品レビュー
意思決定論の古典的名作。現代にも通じる意思決定の仕組みや罠を取り上げている。この1冊を歴史に埋もれさせるのは実に惜しいと思う。
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これを慶応大学の印南一路教授は、「人間はより広い範囲で、多くの思 考トライアルを重ねることができれば、その分だけ創造的になれる」と 述べている(『すぐれた意思決定』、文藝春秋)。
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我々の日常生活は、大小さまざまな意思決定の連続。外部から「情報」を取り入れ、内部の「記憶」と照合し、創造した選択肢の中から選ぶ。しかし、世界は複雑で完全に把握することは不可能であり、人間の認知能力には限界があるどころか、何の関係も無いところに因果関係を当てはめたがる等の特性がある...
我々の日常生活は、大小さまざまな意思決定の連続。外部から「情報」を取り入れ、内部の「記憶」と照合し、創造した選択肢の中から選ぶ。しかし、世界は複雑で完全に把握することは不可能であり、人間の認知能力には限界があるどころか、何の関係も無いところに因果関係を当てはめたがる等の特性がある。その結果、意思決定は本能的・直観的になり、非合理的な結論を導き出してしまうことが多い。すぐれた意思決定をするためには、そのような人間の特性を自覚し、できるだけ「規範的な」意思決定を意識することである。
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すぐれた意思決定とは何かが書かれている。それは、目的に合った決定であり、プロセスが重視されていることである。この著書は、優れた意思決定の一つに多くの人の知恵を寄せ合わせて案件を練った方が良いと記述しているが、自身はそうは思わない。『残業ゼロの仕事術』に書いてあったのだが、それでは...
すぐれた意思決定とは何かが書かれている。それは、目的に合った決定であり、プロセスが重視されていることである。この著書は、優れた意思決定の一つに多くの人の知恵を寄せ合わせて案件を練った方が良いと記述しているが、自身はそうは思わない。『残業ゼロの仕事術』に書いてあったのだが、それでは責任の所在がはっきりしないからである。それに、中途半端に案を改訂されると発案者のやる気を損ないかねないと思う。だから案を求めるときは、一人の案を採用することが責任感を持って取り組ませるという点で望ましいことだと考えている。しかし、その他の決定の記述はわかりやすく書かれている。途中、行動経済学のことが書かれていたところは、他の本で読んだので、飛ばした。
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