ゆうかんなアジク の商品レビュー
民話 読み聞かせ ⭕️ 集団読み聞かせ ⭕️ セラピー ❌ アジクという少年が村人を助け、本人が死ぬお話し
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
福音館書店から、「こどものとも世界昔ばなしの旅セット」という全15冊の絵本セットが出ました。たまに立ち寄る絵本の専門店で見かけて、ステキ!と思って我慢できず、大人買いしてしまいました。1冊1000円。15冊買って1万5000円+税。決して高くないと思います。これから1冊ずつレビュー書いていきます。 さて、いよいよレビューも13冊目となりました。 こちらは中国、満族の民話です。日本の神話との共通点も見られます。満族のガーシャンという村の人々は、仲良く暮らしているが、9つの頭をもつ鳥が襲ってきて人々をさらってしまう。(日本の昔話にもやまたのおろちとか、頭がたくさんある魔物がでてきますよね。おろちは8つだけど)。 で、アジクという勇敢な青年が、村のために闘って、その鳥の首を切り落とすっていう話です。そのとき、血を浴びてアジクは倒れ、二度と起き上がりませんでした・・・って、死んだんかーい!!! 日本の昔話では、ヒーローは悪者をやっつけて意気揚々と凱旋するので、アジクが村に帰ってこないのが悲しい・・・なので星1つ減らしました笑。うちの子たちも、え?死んだの?と何度も確認しました笑。 勇敢なアジクのおかげで、以後、ガーシャンの村の満族たちは平和に暮らすことができた・・・っていう犠牲の上に平和が成り立つというお話ですね。 最後、せっかくアジクが犠牲になったのに、鳥は完全には死なず、かろうじで1つだけギリギリつながった頭だけ残して逃げていく。その、1個だけ頭がぶら下がっている絵もなかなかの味を醸し出しています。
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徐 喚民 (イラスト, 原著), 趙 朝勲 (原著), 関野 喜久子 (翻訳) ジャオ 9つ頭の怪鳥.助言者に従い光の玉を取ってきて,退治. 毒がある返り血で死ぬ. 満族のガーシャン村では,怪鳥退治のために正月が近づくと氷で彫刻を作る.
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九つの頭をもつ、恐ろしい鳥。 藤のつるに変えられた少女。 天から落ちてきた石と、100人の手。 なんだかとてもファンタジーな響きの言葉が並びます。 しかし。 …え?なんと。まさかのエンド。 半分「めでたしめでたし」。半分「残念でした…」。 絵も含めた描写が、結構ストレートなので、...
九つの頭をもつ、恐ろしい鳥。 藤のつるに変えられた少女。 天から落ちてきた石と、100人の手。 なんだかとてもファンタジーな響きの言葉が並びます。 しかし。 …え?なんと。まさかのエンド。 半分「めでたしめでたし」。半分「残念でした…」。 絵も含めた描写が、結構ストレートなので、小さい子の中には嫌がる子もいるかもしれません。
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約7分。幼稚園年長くらいから。 ガーシャンという村では,人々が魚をとり,コーリャンやトウモロコシをつくって幸せに暮らしていました。 ところがあるひ,この村に九つの頭を持つおそろしいとりがやってきて,人々や動物をさらっていってしまいました。 アジクというゆうかんな若者は,剣と弓を...
約7分。幼稚園年長くらいから。 ガーシャンという村では,人々が魚をとり,コーリャンやトウモロコシをつくって幸せに暮らしていました。 ところがあるひ,この村に九つの頭を持つおそろしいとりがやってきて,人々や動物をさらっていってしまいました。 アジクというゆうかんな若者は,剣と弓を持ち,そのとりをたいじしに出かけました。 アジクが悪者の鳥をやっつける冒険譚。 いろいろな困難が乗り越えて,九つの頭の鳥に向かう道のりは,男の子にはたまらないと思います。
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アジクは結局神になったのかなあ?死んじゃったのかなあ?後味のすっきりしないお話ですが、民話ってそういうの多いですもんね。
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