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ひまわりの祝祭 の商品レビュー

3.3

15件のお客様レビュー

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2020/05/27

苦痛だった。一冊。 暗い。とにかく暗い。題材とかよりなにより主人公が暗い。死にたがりの村上春樹小説の主人公ばりに暗い。 暗いうえにやる気がない。無欲。そんな男が仕方なく事件に巻き込まれる感じが、全く先が見えないのもそうだけど、どーなるんだろう!?どーなる!?どーなっちゃうの?...

苦痛だった。一冊。 暗い。とにかく暗い。題材とかよりなにより主人公が暗い。死にたがりの村上春樹小説の主人公ばりに暗い。 暗いうえにやる気がない。無欲。そんな男が仕方なく事件に巻き込まれる感じが、全く先が見えないのもそうだけど、どーなるんだろう!?どーなる!?どーなっちゃうの?! っていうワクワク感皆無。 どーにでもなれーどーにでもなるさーな主人公のせいなのか?わからないけど、いろんな事件も問題もピンチも、どっちでもいいわって思いながら読まさる一冊。 結局最後の最後のアクションあったり謎解きあったりするけど、ま、どっちでもいいわってなる。笑笑 不思議だね。主人公が乗り移るんだろうか。 そのため、めちゃくちゃスリリングな話がものすごい平坦に進み全くすすみませんでした。大変だった。読み終わるの。

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2016/05/09

何だか良く分からない作品でした。ハードボイルドだけど別にギャンブルの才能は役に立っていなかったし、栄子の自殺の理由もイマイチ良く分からない。麻里の最後の行動もイマイチ解せないし。原田が唯一格好良くて、読んでいてそこの部分だけは楽しかったです。テロリストのパラソルがこの作家さんの初...

何だか良く分からない作品でした。ハードボイルドだけど別にギャンブルの才能は役に立っていなかったし、栄子の自殺の理由もイマイチ良く分からない。麻里の最後の行動もイマイチ解せないし。原田が唯一格好良くて、読んでいてそこの部分だけは楽しかったです。テロリストのパラソルがこの作家さんの初読みでしたが、そちらの方がずっと面白く感じました。主人公の性格もちょっとバラ付があるように感じてしまったのも感情移入できなかった理由かも。割と自分勝手だな・・・と。

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2017/12/17

ゴッホの名画「ひまわり」の、幻の8枚目を巡る陰謀。以下に詳しい感想が有ります。http://takeshi3017.chu.jp/file6/naiyou9902.html

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2014/08/23

アルルの8枚目ひまわりを巡って展開されるハードボイルド作品。 ゴッホに対する作家の造詣の深さに、「テロリスト〜」とは異なる面白味を味わうことができる一冊。

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2012/06/03

 話の筋は、おもしろいのだけれど、文が理屈っぽくてしんどい。この文いいなあもう一回読もうというところがない。  妻は死んでいないと話が続かなくて困るのだろうけど、死んだ理由がいやだった。それってどうよと思う。男としては、納得できるか知らんけど、女としては、それで死んだらあかんやろ...

 話の筋は、おもしろいのだけれど、文が理屈っぽくてしんどい。この文いいなあもう一回読もうというところがない。  妻は死んでいないと話が続かなくて困るのだろうけど、死んだ理由がいやだった。それってどうよと思う。男としては、納得できるか知らんけど、女としては、それで死んだらあかんやろと思う。納得できない。

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2011/05/31

ゴッホの「ひまわり」にまつわるミステリ。 主人公がパッとせず、ちょっと無理な展開もあって話に入り込めなかった。 唯一原田がカッコイイ。 「蚊トンボ...」のが好みかな。

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2011/01/04

主人公と麻里や原田との間で繰り広げられる会話は村上春樹や伊坂幸太郎のような軽妙さを含みつつも、ギャンブルや銃撃戦のシーンは大沢在昌的な緊張感に包まれる。こういうポップさとハードボイルドさを高いレベルで兼ね備えた作品ってのはなかなかないよなあ。伊坂のマリアビートルとかグラスホッバー...

主人公と麻里や原田との間で繰り広げられる会話は村上春樹や伊坂幸太郎のような軽妙さを含みつつも、ギャンブルや銃撃戦のシーンは大沢在昌的な緊張感に包まれる。こういうポップさとハードボイルドさを高いレベルで兼ね備えた作品ってのはなかなかないよなあ。伊坂のマリアビートルとかグラスホッバーとかはそういう系かな。ポップよりだけど。 まさに傑作エンターテイメント小説と呼ぶに相応しい一冊では。 これからも過去作品をあさろう

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2010/07/11

ファン・ゴッホ幻の8枚目の「ひまわり」が存在する。7年前に妻が自殺した元インダストリアル・アーティストの秋山。彼の周囲でひまわりに群がる謎の実業家、やくざ、元同僚たち。 前作の『テロリストのパラソル』に比べると全然ダメ。着想はいいのに、展開が全然おもしろくない。主人公も「幼児」...

ファン・ゴッホ幻の8枚目の「ひまわり」が存在する。7年前に妻が自殺した元インダストリアル・アーティストの秋山。彼の周囲でひまわりに群がる謎の実業家、やくざ、元同僚たち。 前作の『テロリストのパラソル』に比べると全然ダメ。着想はいいのに、展開が全然おもしろくない。主人公も「幼児」と周囲から言われているのにも係わらず頭の回転がすっごくよくてドンドン解決していくし、若い女の子もあっけなく死ぬし、人物がまったく掘り下げられていない。

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2010/06/16

最初は何が起きているのかさっぱり分からず^^; 果たしてこの話はどこへ転がるのか?と思っていたら、やっとゴッホの「ひまわり」が絡んでいると見えてくる。 それにしても、実在の(しかも有名に過ぎる)人物を出してしまうと、それだけでインパクトが強過ぎて、小説世界に上手く消化されている...

最初は何が起きているのかさっぱり分からず^^; 果たしてこの話はどこへ転がるのか?と思っていたら、やっとゴッホの「ひまわり」が絡んでいると見えてくる。 それにしても、実在の(しかも有名に過ぎる)人物を出してしまうと、それだけでインパクトが強過ぎて、小説世界に上手く消化されているのだろうか?というのが正直なところ。 世界から明らかに分離してませんかね。もっと言えば、あってもなくてもいいような。キモのハズなのに。 キャラクターはそれぞれ魅力的で個性的。 主人公の、何とも投げやりな甘党生活が笑う。銀座の仙人のようだ…… でもなんか、いいんだよね秋くん。 て、39歳はオジサンカテゴリーか。そうか。 とはいえ、ディテールに説得力がないなあ、と思った。 麻里ちゃんの役割とかね。なんか取ってつけたような。薄幸の美少女出したかったんだよ的な。 奥さんの自殺の理由もどうよ。「そうか……」としみじみ考えさせられるほどに説得力があれば、もっと面白い(エンタメとしてだけでなく、という意味)小説になった気がする。 全体的に都合良過ぎね?という気もするし。 て、散々言ってますが、なんといっても原田ですね。原田に始まり原田に終わる話でしたね。 あ、あんな「キター!」なキャラ出されたら、そりゃ最後まで読んじゃうよ^^; それと新聞配達青年がイチオシ。これはいい。 この子が、最後の井上社長的な役割を担わされたら、切なさ倍増でしたね。 人は変わっていってしまうという。 で、秋くんと奥さんの若かりし頃の描写がとてもよかった。 青春だ。藤原先生、もっと読もう。

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2009/12/27

物語の展開が早く、すぐ読み進めてしまう作品。 たとえ自殺という別れ方をした夫婦であっても、 それはお互いを思い合った結果であり。。。 信頼していたからこそ事件の真相が見えてくる。 読み応えのある作品でした。

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