海の短篇集 の商品レビュー
「短編いってるけど、…
「短編いってるけど、それでも長い!!」って本を嫌ってる人にオススメ。話が短いのは当然だけど、不可解ですごくドキドキする内容なので、早く先を見たいって気持ちが強くなり、あっという間に読み終わります。『贋のビーチ』はオチが途中で分かったけど、そのオチの描写にゾクッとしました。
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幸せな読後感です。あ…
幸せな読後感です。あれこれとオチのついた短篇なのですが、さらっとしていて気持ちがいい。舞台がすべて海で、主人公のいる非日常的な時間のせいでしょうか。
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人間の欲を恐怖と共に…
人間の欲を恐怖と共に綴った「黒魔術」、未知なるものへの憧憬を描いた「中には何が」などなど、人間の深層を綴った短編集です。
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物語の進展から目が離…
物語の進展から目が離せない…感じのスリルが沢山あって、とても読みやすい長さの海(水)まわりでおこる、不思議なストーリー全12篇でした。
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海に関する奇妙な感じ…
海に関する奇妙な感じがする短編集。
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海の短編集を読んでみた。 12個の短編。短いので、サクサク読める。 ほとんどが日本ではないどこかの話なので、すごく不思議な感覚になる。 日本ではないけど、主人公は日本人なので周囲の言葉は「片言の日本語」だったり、「全く分からない言葉」だったりする。 広がっている世界は日本に...
海の短編集を読んでみた。 12個の短編。短いので、サクサク読める。 ほとんどが日本ではないどこかの話なので、すごく不思議な感覚になる。 日本ではないけど、主人公は日本人なので周囲の言葉は「片言の日本語」だったり、「全く分からない言葉」だったりする。 広がっている世界は日本にいたらおそらく体験することはないだろう世界だけれども、「地球のどこかにはある」という世界。 それでいて、お話しは完全に非現実で、幻想的なネタが詰め込まれている。 一番気になったのは、「黒魔術」と言う話。 お店の人が「高い」と言って示した値段に「買えない」と答えたはずなのに、呼び止められもせず、放置されて苛立った主人公が、値引き交渉をして買おうとする。 結局元の値段に近くなったところで、ホテルに付いた時間に戻る。 「誰かの妬みをかうようなことは止めておけと言ったろう?」 とタクシーの運転手の言葉を残して、主人公はパスポートもカバンもない状態でホテル前に放置される。 放置されて苛立ったのは、たぶん「俺は日本人で金を持っている」というプライドだったんじゃないかな。 と思うとこれって、なんかすごく皮肉めいた話だなと思った。 でも、一番好きなのは「美しすぎる風景」という話。 行くなと言われたのに、「美しい風景」という噂の真偽を知りたくて、行ってしまう。 そして、美しい風景の中に飛び込んでいく。と言う話。 ある意味オカルトだけれども、私が好きなのはこーいう話だなと思う。 他にもいろいろと、面白かったり綺麗だったり、不思議な話満載で、短いけれども、満足なのでした。
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ゾクっとなる話が多かった。原田氏の海に対する印象なのだろうか。 短いがはっきりとオチがついていて読んでいて楽しかった。
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タイトルに“海”の文字があり、海に関連した物語が始まるのだと想像しやすかった。 淡々と読み進めて最後に覆されるような、ぞっとするような終わり方で印象に残りやすい。 短編というよりは、ショートショートに近い短さで手軽に読めて大好きです。
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面白かった。舞台はどこかの海のあるリゾート地で、かなり短めの短編集です。 内容はホラーとまではいかないけれどちょっと不思議な話です。 昔原田宗典さんの作品が好きでよく読んでいたんですが、この作品は初めてよみました。どちらかというと怖い話だけれど原田さんらしさがあって私は好みです。...
面白かった。舞台はどこかの海のあるリゾート地で、かなり短めの短編集です。 内容はホラーとまではいかないけれどちょっと不思議な話です。 昔原田宗典さんの作品が好きでよく読んでいたんですが、この作品は初めてよみました。どちらかというと怖い話だけれど原田さんらしさがあって私は好みです。
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海を舞台にした12編からなる短篇集。もともとはラジオ番組用に書かれたもので、一話一話がとても短かったそうだ。それに加筆して、出版となった。ちなみに単行本のタイトルは「透明な地図」。 さわやかなタイトルと装丁にだまされるが、これはなんとも不可思議で、ちょっとぞぞっとする短篇集だ。海...
海を舞台にした12編からなる短篇集。もともとはラジオ番組用に書かれたもので、一話一話がとても短かったそうだ。それに加筆して、出版となった。ちなみに単行本のタイトルは「透明な地図」。 さわやかなタイトルと装丁にだまされるが、これはなんとも不可思議で、ちょっとぞぞっとする短篇集だ。海辺の町にやって来た主人公が、不思議な石を拾ったり、黒魔術にかかったり、“人の魚”を釣ってしまったり…。とにかくどれも信じられない出来事に遭遇するのだが、中でもあやしい雰囲気を醸し出しているのがその土地の人々だ。彼らはなにくわぬ顔で現れては、主人公を非現実の世界へいざなう。
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