宮崎勤裁判(下) の商品レビュー
やはりよく分からなかった。 しかし、人が自分ではない人のことを、鑑定や分析といった観点からだとしても、理解することは可能なのか?という根本的な考えに至った。 言動からの分析が果たして真実を示すのかどうか。 そもそも、嘘はないにしても、どこまで心の中をさらけ出しているのだろう? ...
やはりよく分からなかった。 しかし、人が自分ではない人のことを、鑑定や分析といった観点からだとしても、理解することは可能なのか?という根本的な考えに至った。 言動からの分析が果たして真実を示すのかどうか。 そもそも、嘘はないにしても、どこまで心の中をさらけ出しているのだろう? また、記憶は美化や再構成されている可能性もあるし、実際に起こったことは何だったのだろう。(たとえば、取り調べの状況について) すべて読み終えてなお、もやもやしたものが残る。 しかしながら、全巻を読んだことで、裁判での証言が理解でき、その上での判決文、となったことで、判決文を読むだけでは考えなかったことも考えることになった。 いったい、何がどうだったのか、誰がどうしたのか、それを知りたいだけなのに、ぼやけたものであって、ディテイルは見えてこなかった。
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