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ニコ の商品レビュー

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2009/10/04

50〜60年代モードシーンをモデルとして生き抜き、 その後異彩を放つ個性で演劇界に顔を出し、 アラン・ドロンとの間に子をもうける。 そしてウォーホル主宰チェルシーガールの最右としてきらめき、 ここが重要VelvetUndergrowndと共鳴する。 人生の最後に向かうまさにニコら...

50〜60年代モードシーンをモデルとして生き抜き、 その後異彩を放つ個性で演劇界に顔を出し、 アラン・ドロンとの間に子をもうける。 そしてウォーホル主宰チェルシーガールの最右としてきらめき、 ここが重要VelvetUndergrowndと共鳴する。 人生の最後に向かうまさにニコらしい破滅的なジム・モリソンとの生活。愛。 音楽もニコが生きた時代に美しく混乱して数々の流れを作った。 ファッション・モード界も新しいセンスの参入を許容するような時代となった。 (イヴサンローランですら、「革新的」だった時代はあるのだ)。 荒い流れの中を、荒々しく生きたかに見えて、 まさしく歌姫、ポップシーンの女神として 乗り越えるキャラクターは今後も生まれないだろう。 才能ではなく生まれ持った星。それがニコである。 ニコの人生とニコが引き起こした流れ、ニコが巻き込まれた流れ、その二つを非常にダイナミックに描き出した力作。 ニコの人生というだけで、私には驚嘆のため息が出る。 中盤以降少なからずインタヴューが冗長となっているための満足度です。

Posted byブクログ