氷舞 の商品レビュー
革新政党のトップが、…
革新政党のトップが、政界進出を企てていた公安幹部に握られた「弱み」。それをめぐって自殺・殺人・隠蔽・情報操作が次々と行われたことを読み解いていく労作。初めの内は情報が少なすぎて、何の物語かさっぱり分からないが、そこに晶という魅力的なヒロインを配して、鮫島との葛藤を織り交ぜつつ小説...
革新政党のトップが、政界進出を企てていた公安幹部に握られた「弱み」。それをめぐって自殺・殺人・隠蔽・情報操作が次々と行われたことを読み解いていく労作。初めの内は情報が少なすぎて、何の物語かさっぱり分からないが、そこに晶という魅力的なヒロインを配して、鮫島との葛藤を織り交ぜつつ小説に興味を持続させる手法は見事だ。真相を知ってからもう一度読み返したときにはまた新しい発見がありそうだ。
文庫OFF
西新宿のホテルで元C…
西新宿のホテルで元CIAのアメリカ人が殺される。公安の警察が出てきたり、鮫島の過去の話も出てくるので楽しめました。
文庫OFF
本作品のポイントは、…
本作品のポイントは、鮫島と晶の関係が微妙に揺れているところだ。歌手として成功の道を歩み始めた晶は物理的に鮫島と会う時間が限られてしまう。さらに鮫島の心をとらえた孤独な美女・杉田江見里も登場してくる。二人の仲を象徴するようなアパートの鍵の使い方が絶妙に巧かった。
文庫OFF
「新宿鮫」シリーズ第…
「新宿鮫」シリーズ第6弾。鮫島が浮気(未遂?)をします。晶との関係が微妙に悪化しているところが描かれていますが、特に可もなく不可もなく、という感じでした。香田と杉田江見里の登場でアクセントはありますが・・・。なにゆえ「氷舞」なんでしょうか?カッパノベルズのほうが読み辛いです!
文庫OFF
新宿鮫1から6の再読完了。25年ほど前に手にしたカッパノベルズ、アッという間に読んでしまった。時代を感じさせる所も多々あるが、時を超えて面白い。本作は前5作に比べ複雑で人間関係も最後の最後まで予想付かない。
Posted by
タイムリミットが無かった分、消極的な印象が。 プロットが政治濃かったのもあまり楽しめなかった一因かと。
Posted by
警察庁と公安委員会の関係など、部外者にはなかなか窺い知ることなどできないのだが、今回はそれが主たるストーリーになっている。全体的にやや硬い感じがするのは、そんな背景があるのかもしれない。
Posted by
久しぶりの新宿鮫シリーズ読了。奥付け見ると二十年近く積読状態だったんだな。 いやぁ〜面白かった。少なくとも自分にとっては、今野敏よりはいいな。鮫島みたいな人間は現実にはいないと思いつつも、そのかっこよさには痺れる。 脇のキャラもまたいい。桃井も香田も藪も、本当にちょい役の、神...
久しぶりの新宿鮫シリーズ読了。奥付け見ると二十年近く積読状態だったんだな。 いやぁ〜面白かった。少なくとも自分にとっては、今野敏よりはいいな。鮫島みたいな人間は現実にはいないと思いつつも、そのかっこよさには痺れる。 脇のキャラもまたいい。桃井も香田も藪も、本当にちょい役の、神奈川県警の女デカもまでも。 以前のストーリーやエピソードを殆ど忘れてしまっているので、シリーズ全体の進む方向が分からないが、また楽しみが増えた。 星が満点で無いのは、晶に元気がなく魅力に翳りか見られるところかな。
Posted by
再読。新宿鮫シリーズ第6弾 面白かった!! 今までのところシリーズ6冊の中で一番好き。 公安を巡る話。 情報を誰よりも多く握って権力を掴むか、ある程度のところで陽の当たる道を歩むのか、疑問を持たず地道にいくのか。 どの時点で満足するのかは人それぞれ、組織の中で懊悩しながら選択...
再読。新宿鮫シリーズ第6弾 面白かった!! 今までのところシリーズ6冊の中で一番好き。 公安を巡る話。 情報を誰よりも多く握って権力を掴むか、ある程度のところで陽の当たる道を歩むのか、疑問を持たず地道にいくのか。 どの時点で満足するのかは人それぞれ、組織の中で懊悩しながら選択していく話が好きなんだと思う。 (図書館)
Posted by
上の人たちが、もみ消していることは、 きっとたくさんあるのだろうな、と感じる。 小説だし、フィクションであることは分かるけど、 これに近い事は、多々あるのだろうな。
Posted by
- 1
- 2