人びとのかたち の商品レビュー
映画評論・・・という…
映画評論・・・というよりは、映画を通しての人間への考察・評論集といった感じ。例によって、人間について、あるいは人間性について考えるには格好の本となっています。
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著者らしい人間への厳…
著者らしい人間への厳しい目が光る評論集です。
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映画評論。最近完全版…
映画評論。最近完全版が上映された「地獄の黙示録」に登場する2人のリーダーの比較が興味深かった。
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映画評論…ではなく、映画にまつわるエッセイ。 興味をそそられるものも有れば、 著者の感想には共感できたりできなかったりと言った具合。 映画好きは読んでみてもいいかも。
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雑誌『フォーサイト』に連載された、著者の映画にかんするエッセイをまとめた本です。 著者の多くの歴史小説にも記されている人間観、とくに男に対する見方が、俳優たちにそくして語られていて、興味深く読みました。シドニー・ポワチエとエディ・マーフィについて論じた文章では、現在のハリウッド...
雑誌『フォーサイト』に連載された、著者の映画にかんするエッセイをまとめた本です。 著者の多くの歴史小説にも記されている人間観、とくに男に対する見方が、俳優たちにそくして語られていて、興味深く読みました。シドニー・ポワチエとエディ・マーフィについて論じた文章では、現在のハリウッドでくり返し論じられている差別の問題にも踏み込んで、著者の考えが率直に語られています。 ただ、多少不満に感じたのは、他の作品で示された著者の人間観の枠組みのなかに映画評がとどまっているように思われたことでしょうか。
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映画評論ではなくそれにかこつけた随筆 作者は司馬遼太郎と同じような位置にあるので (といってもそれをみとめないひともまた多いだろうが) 嫌うひともたくさん有るのはよくわかるが 同じ意味できらくに楽しく読める 司馬遼太郎がそうであったように 歴史小説家の随筆を国家日本の指標と真剣丹...
映画評論ではなくそれにかこつけた随筆 作者は司馬遼太郎と同じような位置にあるので (といってもそれをみとめないひともまた多いだろうが) 嫌うひともたくさん有るのはよくわかるが 同じ意味できらくに楽しく読める 司馬遼太郎がそうであったように 歴史小説家の随筆を国家日本の指標と真剣丹念に読まれても困るという意味で そういうふうに思うわけだが こういうように思うのも鏡に映して区別の付かないことでもあろう そのことにわらえる程度に変わらずあって欲しいが そんな風に思えるのは「歴史」にとっては長くもあり短くもある
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塩野女史がおそらく50代の頃に書かれたと思われる。映画についてのエッセイで興味深かった。昔の映画の紹介が多かったが、スタローンのランボーやダイ・ハード、プラトーンの紹介もあった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
塩野さんの映画評論をまとめた本。映画自体はほとんど見たことの無いものばかりでしたが、塩野さんの映画・俳優・演技に対する観察眼・姿勢・ポリシーが良く伝わってくる本でした。 そうか、そういう見方もあるのか!とか、そうは考えたこと無いな、とか、新しい考え方に触れることができる一冊だと思います。
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昔の映画がむしょ〜に観たくなった。舞踏会の手帖、子熊物語、トロイのヘレン、真夏の夜のジャズ、Same TIme、甘い生活などなど。フォーサイト連載エッセイの文庫化というのも驚き。
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今まで本読まず人ともしゃべらず生きてきて独断と偏見、非論理的な感覚に頼りきりだけの概念の頭の中になっちゃったのが、塩野さんの本を最近に読んでることで、人の手に扱えるものになろうとしてる感じする。 できるだけもっと読もうと思う
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