コーペティション経営 の商品レビュー
ずっと積読だったのをようやく。 パイを奪い合うための競争だけでなく、パイを大きくするための協調をも含めて戦略をくみたてましょうと。コンペティションとコーペレーションとを合わせてコーペティション、と。 このコーペティションを考えるための分析枠組みが価値相関図(value net)で...
ずっと積読だったのをようやく。 パイを奪い合うための競争だけでなく、パイを大きくするための協調をも含めて戦略をくみたてましょうと。コンペティションとコーペレーションとを合わせてコーペティション、と。 このコーペティションを考えるための分析枠組みが価値相関図(value net)で、企業、顧客、供給者、競争者とともに、補完的生産者を第5のプレーヤーとして設定する。 このvalue net、ぱっと見がファイブフォースっぽいので、ファイブフォースに補完的生産者を加えただけかと思ってたのだけど、よく読むとけっこう違う。競争者と補完的生産者は表裏の関係で、あるプレーヤーが競争者であると同時に補完的生産者でもあったりする。 また、補完的生産者は、ハードウェアメーカーとソフトウェアハウスのような顧客焦点の場合だけでなく、同じ供給者から仕入れているような供給者焦点も含む、というのは読んで初めて知った。 いろんな局面での分析に使えるなるように思う。いまでも言及される機会が多く評価も高いのもうなづける。 それなのに長く絶版状態なのはなんでなんだろう。権利の問題かなにかなのかな。
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論文で使おうと思って読んでいたら、先生からあっさり「これは違いますね」といわれてしまった。 残念。 でも、読んでみて経済学を学ぶものとして実りがあったと思う。 より多角的にゲーム理論を俯瞰してみることができそうだ。 経済学の現実へのアプローチ、その限界点を少し掘り下げたのではな...
論文で使おうと思って読んでいたら、先生からあっさり「これは違いますね」といわれてしまった。 残念。 でも、読んでみて経済学を学ぶものとして実りがあったと思う。 より多角的にゲーム理論を俯瞰してみることができそうだ。 経済学の現実へのアプローチ、その限界点を少し掘り下げたのではないだろか。
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