演劇ノート の商品レビュー
20190615 下京図書館 エッセイ、雑文集であるが、井上ひさしのリズム良く刺さってくる文体が横溢している。今のネット空間では、内容は素晴らしくても密度が薄くかつ情緒的に過ぎて伝達効率の悪い日本語がもてはやされているように思うが、本当にあるべきなのは、この井上ひさしのような文体...
20190615 下京図書館 エッセイ、雑文集であるが、井上ひさしのリズム良く刺さってくる文体が横溢している。今のネット空間では、内容は素晴らしくても密度が薄くかつ情緒的に過ぎて伝達効率の悪い日本語がもてはやされているように思うが、本当にあるべきなのは、この井上ひさしのような文体なのだと思っている。
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演劇をほぼ観たことがない私に、鴻上尚史さんの「名ゼリフ!」に共に、貸していただいた一冊。 とても興味深くて、これからお芝居を観たみたいな~と思えた本。 パンフレットに添えられた短い文章が短編のようにまとめられているので、色んな演目のことや、題材となった人(石川啄木や宮沢賢治など...
演劇をほぼ観たことがない私に、鴻上尚史さんの「名ゼリフ!」に共に、貸していただいた一冊。 とても興味深くて、これからお芝居を観たみたいな~と思えた本。 パンフレットに添えられた短い文章が短編のようにまとめられているので、色んな演目のことや、題材となった人(石川啄木や宮沢賢治など)のこと、時代背景などが知ることができて、勉強になる。 井上ひさしさんの、ちょっとおどけた語り口が独特でなんか心地いい。 こまつ座のお芝居、ぜひ観たい!
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劇作の裏話というと、他愛も無いものの響きがあるけど、飄々とした語り口の中に哲学も愛も詰まった内容で、この本自体も作品として楽しめる。
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この本を読んでみてのとりあえずの感想といえば、演劇が見たくなったということだろう。帯に「またあの名作が見たくなる」と書いてあるが、井上ひさしの演劇といえば、「十一ぴきのネコ」しか見たことがない。見たことのある演劇の場合と見たことのない演劇の場合のエッセイではやっぱり読んでいてか...
この本を読んでみてのとりあえずの感想といえば、演劇が見たくなったということだろう。帯に「またあの名作が見たくなる」と書いてあるが、井上ひさしの演劇といえば、「十一ぴきのネコ」しか見たことがない。見たことのある演劇の場合と見たことのない演劇の場合のエッセイではやっぱり読んでいてかなり違う感じがした。しかしこの本の作りは、公演パンフの文章などが大半なので、明確に「その演劇見たい」という気持ちがとっても溢れた。井上ひさしの演劇そんなに見ていない僕にこの本が楽しめるかどうか不安もあったけど、十分楽しめた。実際にこの本でふれられている演劇を見に行くのは難しいかも知れないけど、図書館とかで台本があったら借りて来ようと思う。
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