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キャンティ物語 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2023/06/14
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06/14 これはすごい。 ひとつの時代を生きたような読後感。筆者の構成や文章力がまずすごい。 そして、、、 プロデューサーであるということ、国際人であるということ、文化交流の場をつくるということ、、、 この本は、私のバイブルの一冊になるのではないか。 「教養のある人は、誇りがある」 ただ、確かに川添にはもともと相当な資金があったわけで、彼の余裕さなど人格を褒める際には、そこを無視することはできない。

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2019/02/23

読んでいて “あの頃” の情景を想像した。 夢を探して背伸びしている若者達。 そこに色んな物語があって。 川添さん、すごいなー。 浩史も梶子も。 社交的で行動力があってセンスがあって。 キャンティいつか行ってみたいなー。 とその後、誕生日にキャンティに行きまし...

読んでいて “あの頃” の情景を想像した。 夢を探して背伸びしている若者達。 そこに色んな物語があって。 川添さん、すごいなー。 浩史も梶子も。 社交的で行動力があってセンスがあって。 キャンティいつか行ってみたいなー。 とその後、誕生日にキャンティに行きました。 この本がもっと好きになった。

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2013/05/13

林真理子「アッコちゃんの時代」に出てくるキャンティの背景をもっと知りたくて、この本を手に取りました。店の常連であることが、都会の文化人・都会のおしゃれな不良の証であるような、一見さんには敷居の高いイタリアンレストラン。私の想像の及ばないような世界にクラクラしました。

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2012/10/01

女神、梶子を雑誌で目にしたのは 十代後半だった。 この女の人は今まで自分の周りを 過ぎて来た人とは違う。 一目惚れというやつだった。 知的で奔放で愛した人には、とことん 可愛い情熱を注ぎ、彼がこの世を去れば、自然に息絶えるそんな姿も可憐だと思った。

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2012/05/11

六本木から東京タワーへ向かう途中、外苑東通り沿い、伝説のレストラン、キャンティの前を通りかかったことがきっかけで、この本を手に取りました。女優加賀まり子さんが、昔、トーク番組でキャンティーの話をしていたことから、昔、有名人が集ったレストランということは、知っていましたが、あまりに...

六本木から東京タワーへ向かう途中、外苑東通り沿い、伝説のレストラン、キャンティの前を通りかかったことがきっかけで、この本を手に取りました。女優加賀まり子さんが、昔、トーク番組でキャンティーの話をしていたことから、昔、有名人が集ったレストランということは、知っていましたが、あまりにもこじんまりとした店構えに、これが…有名なキャンティ? と驚きました。キャンティは、皇族から文化人、六本木で暇をもてあましていた若者まで出入りする店でした。そこで才能を見いだされ、世に出た人も多いといいます。どのような出自であれ、その後の環境により、挽回はいくらでも可能だと私は信じます。人生を階段に例えるなら、その踊り場に、必ず出会いがあるはずです。環境を見つける嗅覚が、キャンティに集った若者にはあったのでしょう。毎日のように集い、食事をし、話をし、お互いの人となりを理解する、また、人の才能を見出し、それを活かすことができる大人がいる。キャンティは、1960年代から70年代、古き良き時代の、才能のある人が偶然に集った溜まり場なのか。現在、キャンティのような溜まり場は、存在するのでしょうか。

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2012/04/23

「『キャンティ』とは一軒のイタリア料理店を指すのでなく、そんな人々が集まったあの時代の、あの空間だけを指すのだ」この一文がすべて。川添浩史・梶子夫婦と客たちの熱量にやられた。大きな人に会いたいものだ。

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2011/09/19

「キャンティ」とそこにまつわる人々の物語を描いたノンフィクション。 本書は福澤幸雄の死とそれを回想する松田和子の言葉から幕を開ける。 後藤象二郎のひ孫にあたる創業者の川添浩史がいかにして国際的な文化コネクションを得たのか、その妻である梶子とは何者だったのかずっと謎だったのだけど...

「キャンティ」とそこにまつわる人々の物語を描いたノンフィクション。 本書は福澤幸雄の死とそれを回想する松田和子の言葉から幕を開ける。 後藤象二郎のひ孫にあたる創業者の川添浩史がいかにして国際的な文化コネクションを得たのか、その妻である梶子とは何者だったのかずっと謎だったのだけど、本書はその辺りも詳しく記述してあって面白かった。 キャンティは、「六本木にある伝説的なレストラン」「名だたる著名人が集まる文化サロン」「ユーミンのデビューのきっかけとなった店」と様々な形容をされる事が多い。 しかし実際のキャンティはそういう言葉では表現できない程魅力に溢れていた空間であり、浩史・梶子夫妻の美意識と感性の塊であり、それに集った人々が生きた時代であったという。 “レストランともサロンとも一味違った唯一無二の場所”という例えはなかなか想像し難いけれど、本書にはインタビューを基にしたエピソードが沢山綴られていて、まるで自分も60年代の空気の匂いを嗅いでいるかのように想像をかき立てられた。 手が届きそうで届かないもの、掴めそうで掴めないもの。だからこそ人を惹きつける。キャンティはそういう空間だったのかもしれない。

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2010/06/06

人は生まれ、それぞれの生を営み、やがて死を迎える。しかし、何に対してであれ真摯に立ち向かったそれぞれの精神は次の世代に記憶され、受け継がれて新たな創造を刺激する。

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