生きたい！ の商品レビュー

辺真一(訳者)

2013/09/03

1995年頃から北朝鮮の食糧事情は悪化し、餓死者が多数出るようになった。
これは決死の覚悟で船で脱北した2家族のうち、脱北を企てた家族7人が、それぞれの視点で、脱北するまでの経緯や生活を綴った本である。社会の機能が失われ出すと、歯止めが効かなくなる様がよくわかる。学校の先生まで闇商売しないと生きていけないのだ。