哲学通になる本 の商品レビュー

小阪修平(著者)

2013/02/01

古代から現代思想までの大まかな流れをつかむのに良いと思います。

著者は残念ながら最近亡くなられてしまいましたが、テレビなどで、難しい言葉を平易な表現で分かりやすく伝えるのが上手な方でした。
この本の中でも、実例を交えながら分かりやすい口語で解説してくれています。

解説しながらも、著者の考えが結構入っていて、
最後の科学技術に関しての話はおもしろかったです。

2011/03/29

宗教と、哲学と、科学の違いを根本からわかり易く説いていた。この本を読んで、人間とは真理を求める生き物である、ということが分かった。真理が無ければ生きて行くのが不安になる、この不安の中に自己を投げ込み、自己追求していく過程において、ニヒリズムや、実存主義が生まれたと思う。