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亜愛一郎の逃亡 の商品レビュー

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34件のお客様レビュー

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驚きだけじゃなくうま…

驚きだけじゃなくうまいといいたくなる衝撃のラスト。

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シリーズ堂々の完結篇…

シリーズ堂々の完結篇。最後の最後まで、楽しいアイデアに満ちている。感涙物。

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亜愛一郎シリーズの第…

亜愛一郎シリーズの第三弾。現在の著者に、この作品のようなユーモアミステリを書いて欲しい。

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亜愛一郎の活躍を描く…

亜愛一郎の活躍を描くシリーズの第3弾。驚愕のラストが待ってます。

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名探偵亜愛一郎シリー…

名探偵亜愛一郎シリーズ完結編。ラストを締めくくるには十分な内容で、感動しました。

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それぞれの短編はひね…

それぞれの短編はひねりが効いてて(ちょっと強引だけどね)良かったんだけど、最終話のあのシーンはちょっとしつこかったかなぁ? あと、120%忘れていたのですが「三角形の顔をした婦人」って第1作から出ていたのね。

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青年カメラマン亜愛一…

青年カメラマン亜愛一郎を探偵役にしたシリーズのミステリー完結編。意外な結末がたのしめる。

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2023/05/07

長身で二枚目ながら、どこか人懐こくて憎めない、不器用さが魅力の、『亜愛一郎三部作』も、ついに本巻で完結を迎えました。 初期の頃と比較して、思いきり驚かされるような、大トリックこそ無いものの、より人間味溢れるやり取りが、楽しくも優しい物語を形成する中に、何気ない顔をしてひっそりと...

長身で二枚目ながら、どこか人懐こくて憎めない、不器用さが魅力の、『亜愛一郎三部作』も、ついに本巻で完結を迎えました。 初期の頃と比較して、思いきり驚かされるような、大トリックこそ無いものの、より人間味溢れるやり取りが、楽しくも優しい物語を形成する中に、何気ない顔をしてひっそりと佇んでいる、そんな騙し絵的な伏線は相変わらずの切れ味を持ち、それは、日常生活に於いても、時には、視点を変えて世の中を見てみるのも面白いよといった、泡坂さんの温かいメッセージとも捉えられて、とても印象的でした。 最終巻なので、特に気になった話だけ、書いていきます。 「赤島砂上」 初っ端から、人間心理の裏を突いたような展開に、早速、泡坂さん流トリックへの拘りを感じさせられ、それは、背景や色に捕らわれないデッサンに例えたり、『隠すことは、顕れること』の台詞にも、よく表れています。 「歯痛の思い出」 亜(私の中では、ああさん)と井伊(いい)と上岡(うえおか)、三人が織り成すユーモラスな物語は、既に名前で遊んでいる感もあり、それは、「上岡菊けこ………? あら、失礼しました。上岡菊彦さん」と、敢えて上岡だけフルネームで呼ぶ台詞を、お笑いの天丼のように繰り返す、そんな遊び心が印象的な中でも、しっかりと物事の真意を見つめ続けていた、ああさんの推理眼は、お見事の一言。 「赤の讃歌」 あのお響姐さん、再登場には、泡坂さんもよく分かってらっしゃると、思わず口元がほころぶ中、そんな彼女と肩を並べるくらいの存在感を放つ、「阿佐冷子」の登場も楽しくて、物語が更に盛り上がる中、ここでも言葉遊びの妙が印象的で、それは、『亜→阿佐→朝日→浅日向→麻雛壇駅』と、もはやパズルみたいであるが、最も印象的だったのは、「鏑木正一郎」の絵の芸術性に潜まれていた、胸を捕まれるような彼の本能からの思いだった。 「火事酒屋」 渋いながらも、今作で私が一番好きなトリックで、これは想像してみないと実際分からないなと思わせた、普段全く気にかけないような点に着目している、泡坂さんの視点の多さに、改めて脱帽であり、「美鞠」のああさんへの好意的な応援が印象的な中、実はラストへの伏線が彼女の台詞に含まれている。 「亜愛一郎の逃亡」 そして、最後の作品であるが・・ここまで、主人公の正体を、はっきりとした形で提示しているのも、却って、珍しいのではないかという新鮮さに浸る中(特に推理ものに於いては)、そういえば何度か、あのワード出てたなと思い出して、念のため、過去の二作も見てみたら、「狼狽」の「ホロボの神」にもありましたよ・・・泡坂さん、もしかして、この時からこのエンディングを考えてたのかな。だとしたら、凄いね。 そして、ファンならば誰もが嬉しくなるであろう、終盤のあの粋な計らいには、泡坂さんの登場人物に対する愛情の極みを感じさせられて、嬉しい気持ちになるとともに、これでもう、本当にああさんとは会えないんだということも実感したら、自然と目頭が熱くなってきて・・・正直な気持ち、もっともっと、ああさんの活躍を見たかった。でも、最後の最後も彼らしくて、こういう終わり方で良かった。 後は、魞沢クン頼んだよ(勝手に後継者にするなってね)。 最後に、亜愛一郎といえば、事の真相を悟った時に見せる、白目をむいた姿であり、他の人がしても何とも思わないが、ああさんがすると、そんな怪しい姿にも愛しさを感じさせられて・・そんな気持ちを回文に表しました。 さようなら、ああさん! また会う日まで、元気でね!! 『あいためしきたとうとだきしめたいあ』 『開いた目、四季経とうと、抱きしめたい、亜』

Posted byブクログ

2022/07/13

大円団? あなんです→亜南、あくん→悪運 朝日先生再び、女傑出揃い、大賑わい。このシリーズ、じわじわくるよね。読み進めると亜さんが好き気になってくる。楽しかった!もっと亜さんの活躍みたかったよ。

Posted byブクログ

2021/09/15

泡坂マジックに翻弄されっぱなしの亜愛一郎シリーズ。 一見無駄に見える描写やセリフが後々重要な手がかりになるので油断できない。 予想の斜め上を行く発想だけど筋道はちゃんと通っており、それがなんとも小憎たらしい。 驚きつつもクスリと笑える。 たいへん楽しい短編集なので、全く飽きない。

Posted byブクログ