第二次世界大戦秘史 の商品レビュー
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1997年(底本1957年)刊。 著者は元外務大臣秘書官。 外交交渉の経験的叙述を期待したが、それは殆どなし。一方で典拠不明の叙述が多く、細かな部分の信憑性には疑問なしとしない。 ただし、 ① 日ソ中立条約締結交渉、 ② WWⅡ中、複数回計画されたヒトラー暗殺計画と未遂に終わった過程、 ③ ヒトラー自決とその後のナチス解体過程、 ④ WWⅡ中、赤軍捕虜となったあの鉄血宰相ビスマルクの孫による、赤化謀略宣伝(自由ドイツ委員会)の実、 ⑤ 伊降伏の決定打となったシチリア島侵攻作戦の実 など、なかなか見聞しにくい項目を見通せるのはイイ。 ◇本書と直接関係はないが、ヒトラー暗殺未遂計画の項はトム・クルーズ主演の映画「ワルキューレ」の内容と被る部分が多い。
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