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小説 新巨大証券(上) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2015/06/28

今回は証券会社のMOF(大蔵省)担当の話が中心の構成。 MOF担になるまでの詳細な流れや人間関係、 そしてバブリーな時代のツケでもある「にぎり」や 「飛ばし」の処理に日々翻弄する社員の動きが 具に描写されている点はさすがの高杉作品だと 毎回痛感させられる。 ただし、今回はスト...

今回は証券会社のMOF(大蔵省)担当の話が中心の構成。 MOF担になるまでの詳細な流れや人間関係、 そしてバブリーな時代のツケでもある「にぎり」や 「飛ばし」の処理に日々翻弄する社員の動きが 具に描写されている点はさすがの高杉作品だと 毎回痛感させられる。 ただし、今回はストーリーの流れが終盤に向けて あまりにもリアルすぎ、小説としてはあまり 楽しめなかった部分があるので星3つです。

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2009/10/04

”飛ばし”含み損をかかえた有価証券を一時的に他社に疎開させること。 ”にぎり”元本保証、利回り保証

Posted byブクログ

2009/10/04

前作の「巨大証券」の続編、というか、主人公とかが同じで、話はまた別の問題が持ち上がっていくという内容。いろんなことが起こるんだが、何も覚えてない。この作家の作風なのだろうが、小説の中の起承転結というのは、まあ、ない。野村證券を丸野証券にしたり、実名を出さずに書けない事を書く、とい...

前作の「巨大証券」の続編、というか、主人公とかが同じで、話はまた別の問題が持ち上がっていくという内容。いろんなことが起こるんだが、何も覚えてない。この作家の作風なのだろうが、小説の中の起承転結というのは、まあ、ない。野村證券を丸野証券にしたり、実名を出さずに書けない事を書く、というのが目的だからだと思うが・・・話の中身は何もなく、せりふが多くて読みやすいのはいいが、しまいにはサラリーマンの処世術みたいな感じで、いろんな根回しとか、気配りみたいのが読んでいてうっとおしくなる。まあ、これがサラリーマンというか、現実なのだろう。傍から見るととんでもないことなんだろうが、こういう世界では当たり前のことなのだ。庶民の不満とは全くの別世界で、こういう本を庶民が読むことでえらくなった気分を味わえるというか、知らない世界を垣間見られる、ということでちゃんと読者と著者との需要と供給が成り立っているのだろう。

Posted byブクログ

2009/10/04

微妙・・・。読んでて、全然共感を呼ばない。 登場人物は色々出てくるけど、生きている感じが全然しない。 視点も変に統一されてないし、話も、ぶつぎりだし。 ネタは良いんだけどね。。。

Posted byブクログ

2009/10/04

株価低迷!バブル崩壊後の重いツケが、深刻な形で兜町を襲ってきた。財テクの実態や損失補填のからくり、裏社会の進出などが明らかになるにつれ、証券業界への風当りは厳しい。アメリカの市場参入への圧力も増す。そこへ“にぎり”を指弾する怪文書が……。株に生きる男たちの熱きドラマを描く経済小説...

株価低迷!バブル崩壊後の重いツケが、深刻な形で兜町を襲ってきた。財テクの実態や損失補填のからくり、裏社会の進出などが明らかになるにつれ、証券業界への風当りは厳しい。アメリカの市場参入への圧力も増す。そこへ“にぎり”を指弾する怪文書が……。株に生きる男たちの熱きドラマを描く経済小説。

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