日本人に救われたユダヤ人の手記 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
別の本で「杉原さんがビザを出した家族が、リトアニアから逃げることが遅くなり収容所に入った」というような記述を読んだ。その家族が辿った辛い現実(戦争前のリトアニアでの生活、杉原さんとの出会い、ゲットーでの生活、収容所での生活、そして収容所が日系アメリカ人部隊によって解放・救出されたこと)が書かれている。読むのが辛くなることがたくさん書かれていて、こんなことが現実に起こったとは想像もできなかった。色々な知恵をしぼって生き延びたソリー少年の強さに圧倒される。昨日まで隣人だった人たちが、次の日からはユダヤ人殺しを率先して行うようになる恐ろしい現実。ユダヤ人を匿った人もそれがバレたら、もしくは密告されたら殺される。自分はこのような極限の状態で正しい思考を保てるのか考えさせられる。
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ユダヤ人のジェノサイドは数多く本や映画で知ったけど、この生き残った少年の手記は本当生々しすぎて、でも子供ながらのずるがしこさから生き延びる術を見つけ出す辺りが生きる執念というかたくましさを感じた。 杉原千畝氏の話は物語のほんの序章に過ぎずワロタw
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